2018/11/27(火) 09:50〜11:15 よ〜いドン![字]【国宝京都から世界へ進出!鼻緒つきスニーカー▽たむけん下関ふぐ旅】
◆あっ、ほら!
見た!?
見てた!?
撮ってないの?
俺は見たで!
撮ってない?
うわあ~。
◆でも、今、立ちましたよね?
◆もう一回やろう!もう一回やりましょう。
これ、すごいわ。
◆もう一度、お願いし、さらに待
つこと5分。
◆これ、見た!?
これは芸術や。
これはすごい!
信じられない!
◆ロックバランシングとは、
自然にある石を絶妙なバランスで
積み上げるアート。
池西さんの最大のこだわりは、
作品の顔になる、一番上に、
特にアンバランスな形の石を
置くことなんだそうです。
◆どこで練習したん?
やっぱりここの河原に来て、
ここで練習しているんですか。
◆練習というか、
日課で。
◆日課?
◆毎日、やってます。
◆奥さんは知ってるんですか。◆知ってます。
◆どない言うてます?
◆何にも言わないです。
◆わかるわ。
それは何にも言われへんわ。
これ、すごいな~。
全然倒れへんよ。
◆石って、絶対に同じやつって2
つとないですし、
私たち人間もそうじゃないですか。1人1人、顔も違うし、
性格も違うし。
それが絶妙なバランスで
合うことによって
成り立つ。
◆すごいなあ~。
◆そういうふうに、
自然がいろんなことを気づかせてくれるんです。
◆すごいなあ。
◆本業は整体師だという池西さんは、
美大出身でもなければ、
特にアートが好きだったというわけでもないんだそう。
40歳を超え、趣味を探していた
ときに
ロックバランシングと出会い、
その魅力にどっぷりとハマったのです。
◆作品集とかつくろうと思ってる
んですか。
◆つくりたいですね。
◆いや、できると思うわ。
◆だけど、そのかわり、
同じ川ばっかりあかんよ。
◆そうなんですよ。
10年間、作品をつくって、
作品集を出せるように、
いろんなところに行きたい?◆行きたいですね。
◆それは夢があるわ。
この後ろに川だけじゃなくて、
海があったり、朝日が上ってたり
とか、
それから夕暮れになるところに黒
くこの石が
奇跡のようになってるとか。
いろいろ考えると楽しい!
◆1つのことに集中するって、
この忙しい世の中、
なかなかないと思うので。
あえて、こういう時間をつくって
…。
◆そうですよね。
「よ~いドン!」はあと10年や
るかわかりませんけど、できたら、
あなたと、もう一度、絶対再会し
たい。
◆ぜひ!
◆再会したいです。
◆そのとき、私が作品集をプレゼ
ントさせていただきます。
◆それまでの間、手付ということ
で、これ、もらってください。
「となりの人間国宝さん」に認定
させていただきます。
◆ありがとうございます。
◆感動しました。
◆円さんも“すごい!”と唸った
絶妙なバランスで積み上げる、池西さんのロックバランシング。
いつの日か作品集をつくるという
強い意志で
きょうも石を積み上げます。
◆壊れちゃったら
悔しいというか、あるんですけど、