2018/11/29(木) 01:00〜01:50 NHKスペシャル「ゴーン・ショック 逮捕の舞台裏で何が」[字][再]


20億円前後の報酬を受け取っていましたが→
高額な報酬への批判を
恐れたのではないかと見られます。
そして 役員の報酬を
まあ これをですね→
ゴーン前会長に
事実上決定する権限があり→
日産のガバナンスの問題も
指摘されています。
経営体制の問題



ということですね。
ええ では 真山さん
あの~ ごめんなさい。
日産は なぜ こう
チェックをできなかったのか。
不正を長らく見過ごしていたのか
という点なんですけれども。
ガバナンスの問題っていうのは→
ちょっと 日産にかわいそうかなと思いまして。
ゴーンは
ちょっと 特別な立場にいた。
それは その 経営難になった時
日産にやって来てですね→
改革をして再生しようとした。
ある意味 GHQの総司令官みたいな立場だったと。
絶対的な?
絶対的な だから ある意味→
ある程度
むちゃはしょうがないと。
それに対する報酬も
当たり前であろうと。
それが だんだん再生から成長へと
移ってきたんですね。
そうすると
司令官 いらなくなるんです。
…と ここが 辞めるタイミング
だったんですけれども→
そこで辞めずに 更に
続けてしまったことによって→
もう さすがに

この安定した企業で→
それは駄目でしょう
っていうことを→
言うタイミングを逸してしまった
日産側も。
だから ほか全員が
もっとひどいことを…→
報酬に対して駄目だった
っていうのではないので→
タイミングだと思います。
タイミングを逸したということなんですね。
では 世界第2位となるまで
成長したアライアンスが→
この ゴーン前会長の逮捕で
どう変わっていくんでしょうか。
懸念しているのが→
ルノーの筆頭株主のフランス政府なんです。
外国メディアでは
ゴーン前会長を通じて→
合併など その経営への関与を→
強めたい意向があったと伝えられてきました。
現地では 波紋が広がっています。
日本とフランスが外交関係を樹立して→
160年の節目を祝った今年。
ゴーン前会長の逮捕にフランスでも激震が走りました。
逮捕が伝えられてから
僅か1時間余り。
マクロン大統領が
ルノーの今後について→
コメントを発表しました。

フランス政府の強い危機感はどこからくるのか。
創業120年を迎えたルノー。
フランスを代表する国有企業として→
多くの大衆車を生産してきました。
1990年代に民営化されたあとも→
フランス政府が筆頭株主という→
独特の経営スタイルが続いています。
今も 国内を中心に
18万人の雇用を生み出し→
国の経済を支えています。
フランス議会上院の経済委員会で→
副委員長を務めてきた
マルシャル・ブルカン議員です。
今 そのルノーにとって→
日産は欠かせない存在となっています。
ルノーの生産拠点は→
ヨーロッパ中心であるのに対して日産は 北米やアジアにも展開。
開発や調達を補い合うことで
両社は 利益を上げてきました。
その要になってきたのが
ゴーン前会長だったのです。
株主に助言を行っている
コンサルティング会社の→
ロイック・ドゥサン氏です。
一方 ゴーン前会長には批判も。
株主総会では高すぎる報酬が→
毎年のように問題になっていたのです。
それでも フランス政府は→
報酬の3割をカットすることを条件に→
ゴーン前会長が ルノーのトップに