2018/11/29(木) 01:00〜01:50 NHKスペシャル「ゴーン・ショック 逮捕の舞台裏で何が」[字][再]
とどまることを容認。
日産に対する影響力を
期待してのことでした。
逮捕の11日前→
ゴーン前会長が フランス政府の期待に応えた出来事がありました。
フランス北部モブージュにある
ルノーの工場です。
2,200人が働き 50年にわたって
小型バンなどを生産してきました。
高い失業率に悩む
マクロン大統領を工場に招き→
ここで日産の車を生産することを
大々的に発表したのです。
ところが…。
フランスでは 事件が→
日本側による
陰謀ではないかという→
不信感が広がっていました。
ルノーは 日産と決別してしまうのか。
モブージュの工場では
動揺が広がっています。
この日 開かれた
労働組合幹部の会合では→
急きょ
この問題が議論されました。
世界第2位の自動車連合を襲った
ゴーン・ショック。
国益をかけたフランスの
次の出方が焦点です。
はい。 ゴーン前会長は→
フランスでも 高額報酬への批判を受けていた。
それが日本での うその記載に
つながった疑いも見えてきました。
中西さん
日産 ルノー 三菱のトップが→
近く協議をするというニュースが
夕方入ってきました。
ルノー そして
筆頭株主のフランス政府は→
どう これから
出てくるでしょうか。
私が考えるに シナリオは
大きく2つあると考えています。
まず 1点目はですね
フランス側の立て直しですね。
恐らく 彼らはですね→
日産を支配できるようにもう一度 体制を立て直して→
特に 議決権… 43%を
保有しているということは→
これは 日産を支配する目的で
持っている証券ですので→
これを うまく使いながらですね
時間をかけながら→
揺さぶりをかけてくると。
その中で もう一度→
支配を取れる構図を目指すと
思いますね。
ただ これは 日産にとっては→
あまり好ましくないシナリオでして。 日産にすれば→
できるだけ早いタイミングで
決着をつけたいと→
思ってると思います。
2つ目のシナリオはですね→
やはり ルノーが 日産を 本当に→
支配することができないのであればですね→
43%持っていても
あまり意味がないんですね。
そういう意味においては
両社がですね 真剣に話し合って→
これまでは
アライアンスの精神が対等でした。
そうではなくて資本が対等だ。
本当の意味での対等な関係を模索する。
これはですね 自動車産業→
100年に一回の大変革期ですから→
戦っているのは ドイツであり
アメリカの企業であると。
このままですね この両社が→
決裂なんかをしてしまえばですね→
非常に 将来の競争力が
怪しくなると。
そういう意味においてはですね
国益にとっては何になるのか。
この両社にとっての
活路は何なのか。
そういったものをですね
真摯に話し合って→
例えば 20-20
新しい関係ができても→
驚きではないと思います。
なるほど。
真山さん 今の中西さんの話
どう聞きましたか?
2つ目のシナリオは
ちょっと甘い気がしますね→
やっぱりね。 今回 日本が初めて
体験したことがあって→
やっぱり 国家が民間のM&Aに
介入してると。
あるいは リードしていると。