所さん! 大変ですよ~。いやいや 加藤さん! ひふみん!
「大変ですよ! 大変ですよ!」は
分かるんですけど… えっ?
私が大変なの?
絶対大変ですよ。
そうなんですよ。 加藤さん
おっしゃるとおり 大変なんです。
何がだよ!
加藤さんといえば…
まあ 世の中には その…
へえ~。こちらになります。
何でも 職人の高齢化が進んでいる
伝統工芸の世界で救世主が現れたと。
人手不足もありますよね。
さあ どんな救世主なのか まいります。
所さん! 大変ですよ。
伝統工芸の救世主とは一体?
(ディレクター)あっ ここだ。→
こんにちは~!
社長の種田です。
よろしくお願いいたします。
(ディレクター)どうぞ
よろしくお願いします。
訪ねたのは 京都で
和装小物を製造している 染め物工房。
老舗工房の社長が救世主と呼ぶのが…。
(種田)はい。
声をかけても反応がない。
黙々と何やら作業をしている。
こうやって作るんだ。
男性が行っているのは→
布を染める前に施す
絞りという作業。
絹の生地を 1mm程度つまみ上げ
細い糸でくくる。
この作業を延々と続け
細かく等間隔に絞っていく。
すごいね。
すごいですね これ。
その後
絞った布を染料につけ 糸をほどくと→
絞った部分だけ染まらず 模様となる。
すごい!
1,000年以上も前に確立された技術で→
豊臣秀吉なども絞り染めの着物を愛用したという。
(種田)そうですね。
(木村)え~!?
しかし 現在→
職人の高齢化と後継者不足が→
大きな問題に。
ということは こちらの男性上田倫基さんの若さが→
救世主として
期待されているということか?
いいね!
夢中になるんだよね。
発達障害とは 脳機能の発達の
アンバランスさによって→
社会生活に困難が発生する障害のこと。
上田さんは ASDとADHDが→
重複していると診断されている。
そんな上田さんが…
ようやく
こちらの存在に気が付いてくれた。
自宅で詳しく話を聞かせてもらう。
すいません お邪魔します。
上田さんは 現在
ワンルームマンションで1人暮らし。
(上田)あと ハンガーも…
大学を中退したあと 雑貨店に勤務。
しかし…。
だんだん それがストレス…。
自宅に引きこもるようになって
打ち込んだのが…。
そう!
そりゃそうだ。
引きこもってから1年
体は見事に絞られた。
そんな時 転機が訪れた。
京都市では 後継者不足に悩む伝統工芸と障害者をつなぐ試みを実施。
その一環として開催された
工房の体験会で→
上田さんは社長の目に留まったのだ。
発達障害という特性を生かして企業の業績アップに貢献。
エースと呼ばれる人物がいることを
突き止めた。
おはようございます。
おはようございます。
松原さんの仕事は窓磨き。
ASD・自閉スペクトラム症による強いこだわりがあり→
どんな小さな汚れも
気になってしまうのだという。
気付くんですか。 ハハハ!
窓磨きの名手と名高い松原さんの腕前を確かめるため→
ベテラン主婦と比べてみる。
用意したのは 特殊な透明な塗料をべったりと塗ったガラス。
2人には このことを伝えず
磨いてもらう。
主婦は 3分余りで終了。
一方 松原さんは…。
(ディレクター)まだまだ?