て、ぽんと捨てんのも怖い。
＞＞そうですね、
処分のしかたも考えたいですけど、
これがなんなのかも調べてみたい
ですよね。
＞＞ぜひ、ぜひ。

＞＞この赤い何かはなんなのか、それを調べるため、われわれが向
かったのは、
以前も協力いただいた、
元興寺文化財研究所。
さまざまな歴史文化財を分析・復元している、
最先端の研究施設なんです。
研究員の高橋さんに見てもらいます。
ちょっと調べてほしいものがあり
まして。
＞＞もう、
血にしか見えないんですけど。＞＞血にしか見えないんですよ。
＞＞両目ですね。
＞＞両目なんです。
これがなんか不気味なんです。
＞＞偶然とは思えないですね。
この２つがね。
＞＞この目ぇの所に。＞＞目のとこがね、なんか意図的
にされてるような印象ですけどね。
＞＞最新機器を使い、科学分析を
してもらいます。
＞＞これは？
＞＞エタノールですね。
綿棒とエタノール。
＞＞まずは写真についた成分を採


取。
＞＞少し赤いのが取れてるのが分
かりますかね？
＞＞こちら、蛍光Ｘ線分析装置。
古い絵画などの時代分析に使うそうなんです。
＞＞赤色の中に入っている元素成
分、
金属とかの元素成分が入ってるの
かどうかを測ることをしようと思
ってます。
＞＞採取した赤い何かにＸ線を当
て、その反射の光で、含まれる成
分が分かるのだそう。
果たして赤い何かの正体は？
はいはいはい。
あっ、分かりましたか。
結果のほうを、ちょっとお願いいたします。
＞＞まず一番最初、
非常にお気にかけておられた、血ではないかということですね。
＞＞血ではないかというとこです。
＞＞ですね、
それについては、一応、ノーです
ね。
＞＞ノー？
血じゃない？
＞＞血ではないので、
ご安心いただいたらと思います。＞＞だいぶ今、
気楽になったんじゃないですか。
＞＞ですね。
＞＞これが？

＞＞これが、その結果ですね。
＞＞これが結果。
これが分析結果。
注目するのは。
＞＞これ、鉛なんです。
＞＞鉛が出てる。
＞＞重金属なんかも出てますね。＞＞重金属が出てる？
＞＞なんか樹脂とか、
油のようなものがこの辺の。＞＞クロム、ニッケル、
鉛など、
血には含まれない成分が出ているとのこと。
＞＞ということは、こちらで見る
と、
さび止めのね、
塗料のような感じがします。＞＞おっ？
ということは。
＞＞ペンキですね。
＞＞ペンキ？
＞＞そうそう、
さび止めペンキです。
＞＞ペンキ？
＞＞ペンキ。
＞＞ペンキ？
＞＞なんと赤い何かの正体はさび
止めペンキ。
呪いではありませんでした。
＞＞なんかぶつかったような跡が、
傷になってます。
こすったような。
＞＞ここ？

＞＞ペンキを塗った鋼材であるとか、
そういうものの角なんかに、
接触したっていうことが考えられますね。
＞＞でもそれは考えられるかなと。
塗料のついたものが、うまいこと、両目に。
＞＞たまたま目のところに。
たまたまやから、怖いんですよ、
こういうのって。
＞＞お持ち帰りになられますか？
そしたら。