2018/12/02(日) 19:00〜19:58 ザ!鉄腕!DASH!!「過去最大の危機〜福島で18度目の米作り〜」[字]


 枝分かれして茎が増える 分けつ>
<いつもなら
 この時期>
57…

 58。
58

<それが
 今年は>
少ないですね



<分けつは
 いつもの半分ほど>
<つまり
 今年の稲は→
株自体が細く
 ヒョロ長い>
<しかも>
<去年と比べても茎の直径が およそ半分と→
弱々しい>
全然 だから…。
<米は
 田植えを終えると→
梅雨の時期の
 気温が低い間に分けつして 茎の数を増やす>
<そして
 梅雨が明け気温が30℃以上になると→
今度は
 たっぷりと光合成するため葉や茎を伸ばす>
<全ては
 田植えが 1か月遅れたことが原因で>

難波さん) はい そうですね。
<茎の数が少ないと
 実る米も少なくなってしまう>
<しかも
 この暑さが続けば>

専次郎さん)質は もちろん落ちる。


難波さん)質はね もちろん落ちますね。
<籾の中が空っぽの…>
<さらに>

難波さん) 乳白も出るし。
<白く濁って
 味が落ちる…>
<全ては
 米の生育不良>
<この暑さから
 TOKIOの米を守る方法>
<3年前…>
<水の取り入れ口を開け>
<吾妻山の雪解け水を
掛け流すことで→
田んぼ全体の温度を
下げることに成功>
<ところが
 今年は>

難波さん) チョロ。あれ?
え~!
<そう いつもの3分の1ほど>
<というのも→
7月のうち 雨が降ったのはたった1日>
<県内各地のダムの水は…>
<いつもは豊富に湧き出る雪解け水も→
こんな状態に>
(難波さん)どうしようもないですもんね。
ホントですか

。(金光さん) そうだよ。
<そう
 かつては日照りだった年→
少ない水を取り合って→
手にクワや鎌を持ち乱闘する争いが→
絶えなかったという>
<今も 水路は近隣の田んぼと共有>
<…と
 専次郎さんが>

専次郎さん) ある程度…。
<昼間
水の温度が上がり過ぎると→
夜になっても水温が下がらず→
稲が ゆでられ続けるような状態に>
<冷たい水を入れられない今→
逆に 水を抜くことで→
夜の間
 わずかに残った水が蒸発>
<その気化熱で
田んぼが冷やされる>
<でも>
(金光さん) いや これは…。
<というのも
 この時期これから出る穂に→
水と養分を
十分 与えなければならない>
<水を抜いた状態で→
この後も雨が一滴も降らなかったら→
穂が出て来ない恐れも>