＜まさに　諸刃の剣＞
＜３０分ほどで＞
＜土が湿り気を帯びている程度に＞
＜水を抜いて１０日後＞
＜葉と茎の間から→
やがて

　米となる穂が＞
＜そして…＞
＜いつもなら　稲刈りをしている時期だが→
今年は＞
う～んと。
まだ早い？
≪まだ早い≫
＜まだ青い粒＞
＜実が熟すには　あと　ひと月＞
＜ただし
　今年の稲はヒョロ長い＞
＜少しでも
　風にあおられると→
重くなった穂を支えきれず→
倒れてしまう＞
＜その不安が＞
＜的中する＞
＜その不安が→
的中する＞
この時間
　雨風ともにかなり強くなって来ました。
顔に打ち付ける雨が
痛いくらいです。
＜速度を上げながら


　福島に＞
＜その恐ろしさ
太一も経験していた＞
≪入ってる≫
あ～あ。
＜台風に倒れ
　溜まった雨水につかった稲穂は→
そこから
　カビが発生し…＞
＜そこで＞
はい。
おぉ～
。
＜４つの稲を１つに束ねて→
台風に耐える　いにしえの知恵＞
あぁ～！
＜特に　茎の細い株を選び＞
＜４つを束ねた稲は…＞
＜そして＞
＜日暮れとともに
　雨脚は強まり＞
（
雨と風の音）
＜台風が福島を通過したのは…＞
＜その台風を生放送で伝えた太一は　福島へ＞
おはようございます！
難波さん　どうですか？
＜それは
ある程度　太さがあるため→
４つで束ねなかった稲＞

これ…。
な…
　あぁ　でも　やっぱり…。
＜泥水につかった穂は…＞
＜…恐れが＞
＜一方→
こっちは＞あぁ！
すごいな
　やっぱり。
＜４つの稲を束ねることで＞
やっぱり…。
（
難波さん）ねぇ　こういうふうに…。
そうなんですね
。
すごい
。
ねぇ
。
＜…が
　収穫するには　まだまだ→
実が熟しきっていない＞
＜そして…＞
＜日中も肌寒くなり→
周りの　ほとんどの農家さんが稲刈りを終え→
乾燥を進める頃＞
どうなってますかね。
ほう
　ほう　ほう。
ほら

　ほら　ほら　ほら！
いいよ
。うわ～　いい色。
いい感じですよ
。≪黄金色だよな≫
へぇ～
。いやいやいや。
いい色じゃないですか
黄金色　黄金色。
垂れてる