2018/12/02(日) 21:00〜21:50 NHKスペシャル 平成史 第2回「バブル 終わらない清算〜山一証券破綻の深層」[字]


『イヤなことは あまり耳に入れないで』→
というスタンスだった」。
「腹を決めて上に言っても だめだった。→
先送りばかりで
早く処理するという哲学がなかった」。
「上が やる気がないなら
しょうがないという気持ちだった」。
上司に命じられ 損失隠しを主導した

木下公明。
82歳になった今も なぜ道を誤ったのか→
自問自答を続けている。
<山一証券の破綻に象徴される
バブルの代償は→
大きな痛みを伴うものでした。→
金融機関の破綻処理で生じた国民負担は10兆円規模に及びました>
<中曽 宏さんは この3月まで
日本銀行の副総裁を務めました。→
90年代の金融危機への対応から
現在に至るまで→
平成の激動と向き合い続けてきました>


<バブルとバブル崩壊の失敗を経験した→
平成という時代>
まことに申し訳ございません。
<しかし 今も後を絶たない
大企業の不祥事や不正の隠蔽を見ると→
日本の組織が
危機を直視できるようになっているとは→
どうしても思えません。→
次の時代→
日本社会は 組織文化を
変えていくことができるのか。→
私たちに突きつけられた大きな課題です>
山一証券の破綻から21年。
藤橋 忍は 自主廃業後も
破綻処理に奔走することになった。
なぜ あの時→
組織は 危機を正しく認識し行動できなかったのか。
その責任を考え続けてきた。
今回 私たちが入手した山一証券の資料の中に→
「経営構造の改革について」と題された→
31項目にわたる提言があった。
書かれたのは 破綻の4年前。
この中に 未来への戒めとなる痛切な言葉が記されていた。
「それも なまはんかなものではない。→
それでも 完全に死に体になっているわけではない」。
♪♪~
2018/12/02(日) 21:00〜21:50
NHK総合1・大阪
NHKスペシャル 平成史 第2回「バブル 終わらない清算〜山一証券破綻の深層」[字]

「平成史スクープドキュメント」第2回はバブル崩壊の象徴となった山一証券破綻の深層。新証言や極秘資料から今も変わらない日本の組織文化の病巣を見つめる。

詳細情報
番組内容
シリーズ「平成史スクープドキュメント」。第2回はバブル崩壊の象徴となった1997年の山一証券破綻の深層を見つめる。東京大学経済学図書館に保管されている山一証券の創業から破綻にいたるまでの膨大な社内資料。その中に、破綻に深くかかわった幹部たちの証言記録が残されていた。そこから浮かび上がったのは、今も変わらない日本の組織文化の体質。当事者たちの新証言とあわせて名門企業転落の軌跡をたどる。
出演者
【リポーター】有馬嘉男,【語り】広瀬修子


ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – 社会・時事
ドキュメンタリー/教養 – ドキュメンタリー全般
ニュース/報道 – 報道特番