2018/12/03(月) 00:00〜00:45 地球ドラマチック「泳げ!ハンマーヘッズ〜ちょっと特別な僕らの水泳部〜」[二][字][再]


僕は 32歳。
うっそ~ 32じゃないよ。
妊娠したの。うっそ~ 妊娠してないよ。
(パティ)ケルヴィンは 今 22歳です。
でも 自立する事はできません。
反対側も拭いて。

(ケルヴィン)アイアイサー。
(パティ)グループホームに入るために
申請しましたが→
州全体で 8,000人くらい
待機しているそうです。
優先的に入れる条件を
満たしている人だけでも→
4,000人くらいいます。
1年で入れるのは たった 20人ほどです。
だから ケルヴィンが
グループホームに入れるとしたら→
あの子が 220歳になるころでしょうね。
おっとっとっとっと ダメダメダメ。トラブルになったら どうする。
気を付けろ。
100メートルを3本 自由形でターンするんだ。
やりたくない。
やるよ。
コーチ 大好き。
僕もだ。
スペシャルオリンピックスの地区大会に
出場したあと ケルヴィンは→
急に 練習に行きたくないと
言い出しました。
疲れた~。


もう やだ!
本人が言うには ハンマーヘッズにいると
スペシャルオリンピックスに→
参加しなきゃいけないから
嫌なんだそうです。→
大会は 待ち時間が長いって。→
あの子は 待ち時間の過ごし方が分からないんです。
待っている間に チックが出る事も
心配していました。
息子に 「ただ練習に行けばいい」と
伝えました。
「大会の事は考えないで
練習だけ行けばいい」と。
そうしたら 「練習には行く」と
言いました。
ケルヴィンは ただ練習だけして
大会には出たくないと言いました。
だけど そうはいきません。
「ハンマーヘッズの一員でいたいなら練習に来なきゃダメだし→
大会にも出なきゃダメよ」と
説明しました。
「もう行かない」と言い出しました。
一生懸命説得したんですがかんしゃくを起こしてしまって→
大げんかになりました。→
結局 私たちが諦めるしかありませんでした。
ケルヴィンは ハンマーヘッズを
やめる事になりました。
マイキーは 7月で 18歳ですね。
ニュージャージー州では 18歳から成人となります。
これまで ご両親が行ってきた

さまざまな決定も→
18歳からは 自分で行うんです。
どこに住むのか どういった治療を受けるのか あるいは進学して→
学校に行くのか そういった決定を
全て自分で行う事になります。
後見制度というのは そうした決定を
後見人に託すものです。
裁判所が お2人を後見人に任命すれば
息子さんのために決定する権利を→
持てます。
マイキーについて教えて下さい。
息子は 質問に すぐ答えられなかったり
答え方が分からなかったりします。
すると 字は読めるし
計算もできるんですね。
実年齢レベルですか?
いいえ。
実年齢よりも下です。
私たちが心配なのは息子が誰かに利用される事です。
あの子は自閉症です。
それは 何も恥ずかしい事ではありません。
もちろん 私たちは その事を
受け入れています。
周りからは しょっちゅう 「どうして
スペシャルオリンピックスなんかに→
出るんだ?」と聞かれます。
私たちには 自閉症の息子が誇りです。
(フィングルズ)ええ。
マリア。
(フィングルズ)すみません。

どうした。
何でもない。
(フィングルズ)あれこれ お聞きして申し訳ありません。
(パティ)ケルヴィンは めったに
買い物に行きません。→
チックを気にしているからです。
ごめん。他の所 行く?
ア~!
別の お店にしようか?
ここしか知らない。