2018/12/04(火) 09:50〜11:15 よ〜いドン![字]【国宝エリート街道から転職国税局員の壮絶人生▽ディズニー日帰り旅】
◆あっちからお金出し、こっちからお金出しということ?
◆そうそうそう。
だから、もう、ほんまに。
◆ご主人、そういうこと?
それでええ。
わかりました。
ご主人もしゃべってええねんで?
◆持ち金全部出てしまった。
でも、そんなんでは
本屋は絶対潰れる。
何か本屋を支えてくれるものがいると思って。
◆売れたんですか。
◆爆発的に売れました。
◆いやあ~! 出たあ。
ご主人、ほんま?
奥さんがしゃべるのを見てて楽し
いですか。
◆楽しい。
◆それが好きなんですって。
◆楽しいの?
◆どこか行くでしょう。
例えば、説明会に行ったり行きま
すやん。
帰ってきたら、まず電車に何時ご
ろの
電車に乗っての話から、
ずっと…。◆それを黙って聞いてるの?
すごいなあ。
◆普通の男の人は、多分
奥さんの話、ちゃんと聞けへんや
ろうと。
◆聞けへんよ。
◆でも、僕は
君の話を聞くことができるって。
だから、君が外に行っていろんな人と会うていろんなことをしてき
てって。
それを僕に素人の僕に
よくわかるように話をしてって。
例えば、説明会に行って説明を聞いたら
復習もできるし。
◆電話、出に行った。
出えへんのかい…。
結局奥さんが出るんかい。
◆ごめんね…。
◆謝らんでええ。
いきなり出てきてごめんねって。
◆私が話しするよりも…。◆奥さんのこと、好きなんですか。
◆そうですよ。
◆どこがよろしいの?
どこがよろしいの言うのも変やけ
ど。
◆自分は本屋の素人だから
奥さんの好きにすればいい。
そんなご主人ですが、
陰では
しっかりお店を支える心意気も…
◆月末集金のところにポストに入れる。
ビニールの袋に入れて、
ぱっと玄関のところを見て、
おじぎをしてるんですね。
誰か、いてはったんかなと思って、
また次の家に行ったら、
ポストに入れて
また玄関のほうを見ておじぎして
るんですね。
誰かいてはったん? 言うたら、
誰もいてはれへん。
でも、お辞儀してたやんって言っ
たら、
こんなにたくさん本屋があるのに、うちから買ってもらって
頭下がれへんか? って、ありがとうございましたって。
何か、すごい鳥肌が立って感動し
て、
だから、ことごとくそういう教え
られることがいまだにあって。
◆心が出るんですか。
◆そうやねえ。
◆これ、もらってください。
「となりの人間国宝さん」、お二人に。
本当によくお似合いのご夫婦で。
◆そうですか。
O型とB型なんです。
私のわがままをうまくね。
◆本屋を支えている
やり手の奥様は、
広い心で見守る
無口なご主人に支えられています。
そんな小林さん夫婦は
愛情にブックブックと溺れてしまうほど
ラブラブなのです。
◆のろけ違いますけど、
僕が働くのは
君のためって、いまだに言います。
◆ほんまでっか?
何か本で
嫁を手懐ける方法とか…。
◆そんな…。
◆ベリーグッド!
◆ウワオ!
これ、おしゃれな…。