2018/12/04(火) 16:47〜17:53 ten.【北方領土返還の可能性と道筋は?日露交渉の舞台裏を高岡解説】[字]


あのね、全部帰ってきますと、こ
れ、ものすごい面積の国土が増え
るということなんですね。
>>大変なことになる。
>>国後が返ってきますと、これ、沖縄本島より大きいんですね。
そして択捉島は、
奈良県よりちょっと小ぶりなぐらいです。
だからもう、この2つが返ってく

るだけでもう大変な大きさになる
わけですが、これ、全部合わせま
すとあの、近畿だと和歌山県、細
長いですが、あのぐらいの広さの
領土が増えるということにはなり
ますが、ただね、よくいわれるの
はこれ、
根室が目と鼻の先といわれますけ
れども、実は国後がこれだけ大き
いので、
知床半島からこの沿岸にかけての北海道の皆さんは、毎日、
もうそこじゃないかというふうに


見える場所にその島があるんです。
>>これ、
これだけのものが、もしですよ、
この4島が返ってくるということ
になれば、領海がずいぶんと変わ
りますよね。
>>そこも今から言います。
あと1分待ってください。
では、これを北海道の側から見た
貴重な映像がありますので、ご覧
いただきます。はい、どうぞ。
これ、
北海道がこっちです。これが北方領土。
一番手前の歯舞ですね。
で、動かしてください。
さらにこれ、はい止めて。
これがよくいわれる根室から東へ30分ほど行きますと納沙布岬と
いうのがあって、
その先端から見えているのが、はい、ここ。
キュウリの皮みたいに薄くありま
すが、
これが歯舞です。
はい、次動かしてください。
その次。
これがはい、止めて。
これが納沙布岬の望遠鏡で見ると、
これ、歯舞なんです。
なんにも建物ありません。
これ、ロシア側の監視塔です。
はい、動かしてください。

そして、
この真ん中にぽつんのあるのが、
止めて。これが、
実は日本と歯舞、
つまり北方領土、今、
ロシアが実効支配しているそこと
のちょうど真ん中になります、灯
台なんです。これ、
建てられたのは実は太平洋戦争よりも前です。
だから日本としては手入れをした
いんだけれども、これはもうロシ
ア側が完全に管理をしていますの
で、もう明かりもつかなくなって
しまいました。
しかし、
このぽつんと建ってる灯台が、わ
れわれから見て一番近い北方領土
です。
どのぐらい近いかといいますと、
もう一度ご覧いただきます、こう
いう感じ。
地図で落としますとね、
まず国後がどこからも見えると言いましたが、国後、
一番近いのは標津町という所です。
ここからだと24キロ。
大阪駅から普通電車乗っていただ
きまして、
高槻、
京都までのちょうど半分ぐらい。だからもう本当に見えるんですよ。
そして、もう一つのさっきの灯台、

はい、変えてください。
灯台が見えるのは、
この根室から東に行きますと、これが見えます。
これはもう3.7キロです。
ちょうど明石海峡大橋、つまり、もう明石、
神戸・垂水区の方が毎日淡路島を
見ているのと同じです。
そのぐらい手前に見えます。
>>泳いでいく。
>>この水晶島っていうのはこれ
は歯舞の大きな島の一つですが、
さっきの監視塔があった所です。
手前に見えますか?
これ、日本の海上保安庁です。
お互いの海上保安庁、
海上警備隊がこう、往復をしてお
ります。
そういうエリアなんですね。
そしてこれね、
なぜやっぱりずっとここ、もめて