2018/12/04(火) 16:47〜17:53 ten.【北方領土返還の可能性と道筋は?日露交渉の舞台裏を高岡解説】[字]


もう一つは主権っていうのは大事なのはここです。
今、お見せした国境管理っていう
のはこれ、
海上保安庁。
税金、誰から誰が取ります?
ロシアの人から日本のこれ、
国税局が取るんですかと。それから福祉っていうのはお役所
です。
例えばごみ、それから住民票、
婚姻届、これ、
日本の建物、建てないといけませんし、
日本からお役人行かなきゃいけな

いですね。
だからこういったことの準備って
いうのは、返すという合意ができ
ても、すぐにはいかないというこ
とになります。
>>その島に、生稲さん、
自由に行きたいっていう道民の方の思いもあると思うんですよ。
>>そうですね。
でも、
道民の人たちはどう思っているの
かなっていうのが、
一番、今、
国と国がね、
話し合いを続けてもめてたりもす
るけど、実際、そこに住んでいら
っしゃる方たちはどんな気持ちな
のかなっていう。
>>これは政府としては公式には


発表はしていませんが、やはり皆
さん、かなり残念ながらお年を取
られましたので、その息子さんた
ち、
あるいは娘さんたちのご意見が中心になるらしいんですが、
もう返してもらっても遠いですか
ら。これ、
択捉島っていうのは、もう大阪か
ら名古屋くらいあるんですよ。
そんな所へ今わざわざ移住します
かという声を出される方も多い。
だからむしろこの辺りを漁業をや
るから安全に使わせてくれという
ことのほうが、現実的なお声とし
ては多いそうです。
>>ロシアの国民の方はここに住
んでおられることもあるんでしょ

>>もちろんです。
たくさんここに住んでますね。
万を超える単位で住んでますから、
それも次の問題になります。
さあ、
そこでもう一度見せましょう。
主権というのは、
もうこういう3点セットをやらな
いと、
日本のものになったといいません。
もう一つややこしいのが帰属です。
日本政府は、

ゆっくり申し上げます、
4島の帰属を確認してくれと、そ
もそも、
ということを言ってます。
帰属っていうのはこういうことで
す。
実際に、
もう一回申し上げますよ、
ゆっくりね。
実際に返すかどうかは別として、
返すっていうのは、お役所を作っ
てください、海上保安庁来てくだ
さい、
税金取ってください、それは別に
して、ここなんです。
そもそもの持ち主は誰ですかとい
うことを確認してくれと。
そもそも日本のものなんだと。
しかし円さん言われたように、今、
ロシアの方住んでる現実がある。
だったら、それをいつ、
どうやって返すかは時間かけて話
し合いましょう。
しかし、もう一回言います。
そもそもの持ち主、
帰属ははっきりしてくれというの
が、
日本側の譲れないところだという
ふうにいわれてるんですが、さあ、
どういうふうに決着をするかであ

りますが、これ、
もうテレビご覧の皆さんにも、は
っきり申し上げておきます。
私はこれ、日本政府の方針とは絶
対言いません。
私の耳に入っている、
いろんな方の情報を総合してという言い方にしておきます。
なぜならばこれは交渉ですので、
総理も手の内はまだおっしゃっておりません。
こうなるんじゃないかなという思