2018/12/05(水) 09:50〜11:15 よ〜いドン![字]【大阪・富田 世界初のジャムを開発した職人▽ロザンが京都・宇治へ】


◆もっともらし過ぎてブーです。
◆もう一回、画面に向けてやって
ほしいわ。
◆ちょっと…。
◆正解はどうだったんでしょうか。
◆宇治原さん、ブー!
◆正解をお願いします。
◆それでは、正解はこちらです。
◆ちょっと怒られるかもしれないんですけど、
事務の仕事をすると
寝てしまいそうな気がして、
検査してたら、体動かすんで、

寝ないかなと。
◆動機が不純…。
さっき見せていただいたように、ああいうふうにどのジャムも
つくり方は同じなんですか。
◆熱を一切かけないでジャムをつくるという技術も持ってるんです。
◆どういうことですか。
◆これはね、
圧力を使うんですよね、熱のかわ
りに。
先ほど、やはり加熱してますんで
ね、フルーツの味というのは、
最大限、生かされてない。
フルーツの味を前面に出したジャムができないかなと思っていたと
ころ、圧力を
食品加工に使える研究を始めて、1990年に
圧力を使ったジャムということで、
世界で初めてつくったんですよ。◆圧力式のジャムとしては
マイジャムが初めて?


◆身をささげました。
◆試行錯誤に3年、
フルー
ツのおいしさを
最大限引き出す、
世界初の圧力式ジャムの
開発に携わった井田さん。
こちらがその機械。
中に材料を入れて、加熱せずに
圧力でジャムをつくります。
ただ、製造にコストと時間がかかるため、
つくるのは、年に数回だけ。
◆関西では置いてないんですけれども、
一応、東京では
今、販売中ということで。◆ここには、ないんですか。
◆いや、
ここにはここでつくってますんで、一応、ものはあるので、一度
通常のジャムと
食べ比べていただいて、
◆ちょっと、えっ…。
◆関西では買えない貴重な圧力式ジャムと
一般的な加熱式ジャムを
食べ比べさせていただきます。
◆これが圧力です。
◆これが圧力?
こっちは普通の?
普通のジャムですか。
◆あまおうですね。
同じイチゴを使っています。
◆全然、何かこっちのほうが色鮮

やかですね。
普通のほうからいただいてもいい
ですか。
普通のやつも、おいしいですから
ねえ。
いただきます。
◆まあ、これはこれでまた…。
◆おいし~い!
粒々が入ってて。
どんなんやろ?
これも今食べたらおいしいけどな。
おいしい!
◆イチゴ、そのものの味で。
◆本当に、生のイチゴを
食べてるかのような…。ほんまにこれ食べてたら、
ほんま、これで
ほんまに満足やねんけど、
これ出されたら、これ以外考えら
れへんぐらい
全然、違う!
井田さんは、何年ぐらいこういったジャムをつくり続けてるんです
か。
◆ずうっと試作を繰り返してきた
のが30年ですね。
◆そっか。
◆入社以来、ジャム一筋
30年以上の井田さん。
製造だけでなく、
新しいジャムの
開発にも携わり、

今まで4万回ほど試作品をつくってきたんだとか。
◆そういった開発する中で、
大事なこと、必要なことって
何ですか。
◆味覚。
これがやっぱりしっかりしてない
と、自分がおいしいと思っても、
人が食べても全然おいしくないと
いうのも
ありますよね。