路線の中間に位置する富良野は→
鉄道の敷設で ようやく
開拓が可能になったんです。
行ってみましょう!
私事なんですけど 実は…
ああ そうですか。 へえ~!
で その孫まあ 孫の僕なんですけども…。
(踏切の警報音)
あっ ちょっと来ましたね。
(踏切の警報音)
ちょうどよかった。
そうですね タイミングが。
2両編成ぐらいのやつが。
なかなか通らないからね ここはね?
そうです。 すごいラッキーですよ。
ラッキーですよ これ。
おっ 来た! これだ。
ディーゼルですか。
おぉ~。(笑い声)
(槇納)そうですか。
いかがです?
これですよ 富良野線。
タモさん 珍しいものが見られてよかったですね~。
いいですね 開拓の原点。
開拓の原点。
はいはいはい。
あっ あるんですね。
なんと 田んぼの ど真ん中に
記念碑が建っていました。
明治30年


初めてこの地にやって来た8人が→
この場所を選んだんですが…。
それには理由があったんです。
あっ そうなんですか。
ここが一番いい場所だったんですね→
この辺りの中でもですね。
これ 実は開拓当時の地図なんですけれども→
今いる場所が ちょうど
この辺りになります。
はい そのとおりです。
ここは平野の中心に川が流れ→
豊富な水を
簡単に得られる場所。
そう 米作りができる
可能性がありました。
その結果は… 大成功!
残りモノだった この場所は→
まさに 「富」める 「良」い 原「野」
だったんです。
このような形で ほんとに…
はい。 そうだったんです。
なるほどね。
で ところがなんですけれども…
はい。
あれ? あっちが何だ…
(槇納)はい そうです。
(槇納)はい 火山です。
はい。
富良野平野の東側には十勝岳連峰がそびえています。
その最高峰が 活火山 十勝岳。


噴火が起きたのは開拓に入って30年たった 大正15年。
その時 発生した あるものが
大悲劇をもたらしたんです。
この地域に起きた悲劇とは
一体 何だったんでしょう?
あら? なんか掘ってますね。
いらっしゃいますね。
こんにちは。
こんにちは。
どうも よろしくお願いします。
こんにちは。 井上文雄と申します。
私は 元自衛官で
現在 地域でガイドをしております。
あぁ そうですか。
ええ… あぁ~。
実は この穴の中に
悲劇の痕跡があるんです。
結構 深い穴ですね。
はい そうですね。
(槇納)この1つ上の…
ちょっと この土を採取しますので…
うん?
(槇納)はい! そのとおりです。
温泉っぽいにおいがする。
うん 硫黄っぽいですね。
地面から およそ80センチ下に→
少し色の違う地層が1メートル近く積み上がっています。
においの原因は 一体 何なんでしょう?
その時の様子を 井上さんが紙芝居にしてくれましたので…。
井上さん お願いします。

井上さん 絵 お上手ですね。
では一部ですけども 紙芝居 ご覧下さい。
「災害」を…。
(井上)ドドーン ドドーン
大音響をこだましながら→
見る間に 山津波は眼下に押し迫り→
三人の姿を呑みこんだ。→
小説「泥流地帯」からでした。
(槇納)井上さん ありがとうございます。
ちょっと短かった…。