ラベンダー畑の方に案内させて頂きます。
ラベンダー色ですね。
あっ ありがとうございます。
これですか ラベンダー。

(富田)ず~っと この斜面がですね。
そうですね 今は お花は…。
(富田)そうなんですよ ないんですよ。
ちょっとだけ
咲いてるのがありますけどね。
あっ かわいらしい。


(富田)色づいてるのがありますけど。→
まあ 咲いているとですね このような…。
はぁ~ これですね。
おぉ~!
きれい。
まあ 例の方式でいきますか。
しましょうか。
気持ちよさそうですよね。
ラベンダーの香りを想像しながら。
7月だと こういうふうになります。
はい。
どれどれどれ…。
あっ いいね!(笑い声)
ラベンダー畑にいますね。
そうですね。
(富田)父親の代なんですけども…
そんな早い時期に?(富田)ええ。
昭和30年代 この地域ではラベンダーが
積極的に栽培されていました。
乾燥した気候と 水はけのいい土壌が
適していたんです。
そうすると まあ 国内産は高いのでね
コストが高いですから それで…
お~ そうなんですか。
そんなに いっぱいあったんですか 昔は。
そうなんです。
いっぱいあった中で この畑だけ残りモノになってしまったんです。
でも どうして
他の農家が次々と畑をつぶしていく中→
この場所だけ残ったんでしょう?

父親が思いで書いてますので。へえ~。
富田さんの父 忠雄さんが→
栽培が立ち行かなくなったラベンダーへの思いをつづった文章です。
へえ~ そういうことですか。
どうしてもいとおしくて→
つぶすことが
できなかった…。
トラクター乗り入れたんですもんね
一旦は。
(富田)で まあ 見て楽しむ花として
運命の扉を開く奇跡が起きたんです。
脚光を浴びたわけですよね。
(富田)そうです。→
やめようと思ってたところに…
へえ~。
これが まさに転機でした。
紫の花畑は 一躍 脚光を浴びます。
全国から観光客が訪れるようになった
富田さんの畑。
そこで花畑を
人を集める資源として生かし→
観光客向けに ラベンダーを使った商品を
販売するという→
全く新しいビジネスを始めたんです。
とはいえ ラベンダーの花盛りは7月の僅か1か月。
ならば 観光客に来てもらう時期を
延ばそうと→
富田さんは
次なるアイデアを打ち出します。
わあ~。

花がないと。
そう ラベンダーの花がない季節でも
楽しめる花畑をつくったんです。
ところでなんですけども…
この辺りは何ですか…何でも とれますよね この辺り。
ジャガイモ たまねぎ とうもろこし。
はい。いけますよね。
何ですか?
ぜひ 外に出て横から この畑を見てみましょう。
花畑にする前に栽培していたものって
一体 何なんでしょう?
(富田)ええ そうです。
あちらの木のある所ありますね。
あそこが 先ほど見た花畑なんですけども。
あの斜面の…。
あそこで?
(富田)そうです。
なんと 花畑にする前は 田んぼ。
わざわざ土を盛って斜面にしちゃったんですねぇ。
斜面に花畑をつくると
下から いろいろな花を一望でき→
しかも 空間が広く感じられるんです。
(富田)それでなんですけども…
まあ できるならば…
(富田)そうですね。どっから持ってきたんですか?
結構な量ですよね。
うん? 分かんないな。
(富田)実はですね…
えっ!?
そう 経費をかけずに