(坂本さん) そう 言われて。
え~!
ねぇ!
<負の遺産を旅しながら
歴史を知るきっかけをつくる→
ダークツーリズムという
研究を行っている>
<訪れた国は40か国以上>
<国内はもとより世界の刑務所にも精通する→
監獄のスペシャリストだ>


<本業は…>
<…歴もある作家>
<だが たまたま訪れた→
奈良少年刑務所の
建築美に魅了され→
そこで作家らしい
あることを始めた>
ステキ

<彼らのリアルな心情が
歌われた詩集は→
大きな反響を呼んだ>
<その一つを紹介しよう>
<勘違いしている人も多いが…>
<さぁ いざ網走監獄へ入館>
<まず見えて来たのは…>
えっ!?
へぇ~

<この門は
 レプリカで→
現物は現役の網走刑務所に
残っているのだが→
それを含め…>

<しかも囚人たちが造ったのは刑務所だけではなかった>
<明治政府の要人は
いまだ手付かずの北海道開拓に→
囚人たちを使うことを決め…>
<この時点でまだ刑務所の建物はない>
<その建築にも優先して彼らは→

網走から北見峠間長さ160kmになる→
原生林の開削へと送られた>
<当然 作業は過酷を極めた>
<木を切り倒し
岩を運ぶのに…>
<…を担いでいたのだ>
<こちらは…>

井出さん) そうなんですね彼ら あの…。

井出さん) これで…。
よく聞いてください


丸太を叩く音)

丸太を叩く音)

井出さん) 朝 叩き起こす。
<当初
 3年はかかるといわれた道路は…>
<…という政府の
むちゃな命令が下り→
わずか…>
え~。
<その生き残った
およそ1000人を…>
<自分たちが入る…>
わぁ…。
わぁ…



寮さん) …というんですけど。
<こちらは明治45年に
囚人の手によって造られ→
昭和59年まで
実際に使用されていた舎房を→
この場所へ移築したもの>
(井出さん) そうです。
あ~
 あっ!

寮さん) ねっ?
ホントだ~!
<大正11年の法改正で刑務所と名の変わる前→
ここは監獄と呼ばれていた>
1・2・3・4・5と ありますね。
<そして
 その…>
何か…


寮さん) 下の。

寮さん) ここは…。
あ~!
<そこで 食事中のマネキンのいる部屋へ>

坂本さん) だから…。
はい