2018/12/06(木) 18:15〜19:00 ten.【お役立ち…父親救った命の恩人を捜して】[字]



>>そうです。
>>今から36年前の秋。
釣りが大好きだった誠さん。

友達4人と千刈水源地へ釣りに行ったときのこと。
>>誠、そっち、
魚いる?>>しーっ、今、
釣れそう。
>>仲よし4人でいつものように釣りを楽しんでいると。
>>あっ、


雨。
>>ぽつり、
ぽつりと降り始めた雨。暗くなるとともにどんどん強くな
り、
しまいにはテントに避難せざるをえなくなりました。
>>当然、たき火もできず。
>>そうか、
雨降ったから、
暖取れない?大ピンチですね。
そこで?
>>そこへ、テントのファスナーをばっと開けてくれて。
>>急に?
>>急に。で、雨降ってぬれてる
からということで、うちに来るか
?と。
>>そのときはどんな感じでした
?みんなで。
>>そのときは、もうそのことば
にすぐ甘えて。
>>どうする?とか、
気遣うなとかなく?>>そういうことは一切なく。
>>もう、
すぐ?それぐらいピンチやった?
>>そこで感動したのが、
その風呂が五右衛門風呂で。>>うわ、
これまた年代もんですね。
まだあどけなさも残る高校1年生の4人。
どうしたらよいのか分からず、
全身ずぶぬれになった体で、
ただただテントの中で凍えていた

といいます。
>>まだ夕方5時だぜ。
寒すぎるし、
腹減ったなあ。
>>このまま朝まで我慢するしかないよな。
>>えー?
>>こんなんやったら、来るんじゃなかった。
>>雨でぬれただけでなく、
その寒さは死を感じさせるほどで、
不安を感じ、
おびえていました。と、そこに。
>>えー?
>>雨の中のテントは寒いやろ。どや?
うち来て風呂でも入るか?
>>はい。
>>ここで朝を迎えてたら、
凍え死んでたわ。このおじさん、
命の恩人や。
>>相変わらず雨がやむことなく、おじいさんが泊まっていくかと。
いうことで。
>>それはさすがにっていう話になったんじゃない?
>>いや、一切ないです。
>>すぐ泊まる?
>>泊まる。
>>キャンプ行ったら、テントに
泊まるのがだいご味やと思うんで
すけど。
>>寒さには勝てない。
>>おうちへ泊まった?
>>そうです。

本当にたわいのない話で、一番印
象に残ってるのが、わしが死んだ
らこの母屋はなくなると。
それがもう一番頭に残ってますね。
>>おじいさんの家には母屋と離
れがあり、
特に母屋は純和風の日本家屋だったといいます。
その母屋がおじいさんが死んでし
まったらなくなってしまう、高校
生ながら、衝撃が走ったのを覚え
ているそうです。
そのおじいちゃんのそのときの大
体のお年、
何歳ぐらいだった感じですか?
>>恐らく75、
70は。
>>70?
>>は、過ぎてましたね。
>>過ぎている?プラスするともう、今、
お元気でしたらかなりのご長寿で
すよね。
それを息子さんから依頼が届いた
んですけど、これ、
なんでなんですか?
>>その当時、
友達と4人で行ったっていう話を
聞いてて、その中の1人が亡くな
って。
>>亡くなった?
>>で、そのときに、お通夜に行