>>果たして助けてくれたおじいさんの手がかりは見つかるのでし
ょうか。
どうも、
すみません。
こんにちは。どうも、突然すみません。
浅越ゴエと申します。
>>どうも、はじめまして。
>>36年前、
おじいちゃんに助けていただいた、家に上げていただいたということ
で、思い出がありまして、
そのおじいちゃんにお礼を言いたいということで、今、捜している
んですが、何か手がかり、心当た
りないでしょうか?
>>確かにその35年前ですか、
私が朝、
雨戸を開けに行きましたら。
>>うん?
>>雨戸を開けに行きましたらね。
>>はい。
>>男の子が4人、
和室にいらしたんですよ。
>>よしっ。
よしっ!
>>はいはいはい。
じゃあ、
助けたおじいちゃんの娘さん?
>>じゃないんです。
私は長男の嫁です、
だったんです。>>ああ、そうなんだ。
なんとこの方が、
高校生だった宮本さんたちを見てびっくりした女性。
当時のおうちには五右衛門風呂あ
りましたか?
>>ございました。
>>もう間違いないですね。
ここだ、ここに泊まりに来たんだ。
お名前は、
その方のお名前は?
>>福本市治と申します。>>福本市治さん。
福本さんです。
福本さんですよね?ふじもとかな、
ふじたかなっておっしゃってたん
ですけど、ふくもとさんね。
まあまあ1文字違いです。
福本さん、だんだんと記憶が補正
されていきましたね。
一番お会いしたいのは、その市治
さんなんですが、今はどちらに?
>>アナタの味方!
お役に立ちます!では、皆さんか
らの依頼を大募集。
家の困りごとを解決してほしいな
ど、
どんなことでもオッケーです。
ご応募お待ちしています。
今回の依頼は、
キャンプ場で父親を助けてくれたおじいさんを捜してほしいとのこ
と。
当時の記憶を頼りに、
千刈水源地で捜していると、恩人、
おじいさんの家を発見。>>よしっ!よしっ!
>>福本市治と申します。
>>福本市治さん。
それではいよいよ、
36年ぶりにお世話になったおじいさんと再会です!
一番お会いしたのは市治さんなん
ですが、今はどちらに。
>>もうちょうどことしの3月に、
十七回忌を済ませました。
>>十七回忌ですか。
>>90歳だったんですけれどもね。
十七回忌済ませましたので。
>>そうですか。>>申し訳ないです。
今はいませんけれども。
>>90…。
やっぱり36年の月日なんで、
ある程度、
覚悟はしておりましたが、この事
実を聞いていかがですか?
>>覚悟はしてたとはいえ、
やっぱ会いたかったですね。>>直接お伝えしたかったですよ
ね。
そして気になるのは、
こちらの母屋が新しくなっている
こと。
高校生ながら衝撃が走ったことば
がよみがえります。
>>泊めていただいた夜、いろい
ろな話してる中で、わしが死んだ
ら、
この母屋はもうなくなるんやという話をされてました。
>>そんな話を。
>>それがもう、
一番記憶に残ってる。
>>そうなんですか。ちょっと震災後、
建て替えまして、
新しいおうちには10年近くは寝てくれておりました。
ですからもう、
元気なうちに建て替えまして、
寝てくれましたので。