う形ですよね。
安定した収入をどうしても欲しい
となってくると、定期的なやはり
依頼者の方、
相談者の方にどうしても来てほしいなというのはありますので、そ
の気持ちは分かります。
＞＞この日、清水弁護士が訪れた
のは、日本青年会議所の会合です。
弁護士にとって、
顧客が来ないことは死活問題。



休みの時間を削り、
依頼者探しのため、
交流の場に足を運びます。
＞＞バレーボールがちょっとでき
なくなっちゃったんです。
うちのエース連れてきます。
代わりに、
代わりに。
＞＞誰ですか？
＞＞おがわです。
建築の専門家もおれば、
不動産の専門家もおるし、医者と
かそういう方もいらっしゃるし、
非弁と全く関係ないところからの、
人脈作りができるので、非弁に巻
き込まれないためにも、こういっ
た人脈は大事なのかなと。
＞＞弁護士の指導・監督を行う大
阪弁護士会は、
非弁を巡るトラブルをなくすため、
対策に乗り出す方針です。
＞＞専門家といわれる弁護士のか
かる費用がいくらなのかというの
も、分かりにくい。
インターネットで確かに広告が出
てますけれども、
これ本当に客観的な情報なのかということもあるわけです。
これは、ぜひとも解消する必要が
あるし、弁護士会の責務だと思っ
ています。

＞＞経済的に苦しい弁護士を利用し、
一般市民から多額の金を取る非弁
護士。
根絶に向けた早急な対策が求めら
れます。
＞＞確かに藤原さん、
この弁護士さんの平均的な料金っていうのも見えにくい、
分かりにくいところありますよね。
＞＞あと僕らみたいな一般人、
弁護士事務所とか、名刺とか、そ
ういうものを見せられただけで、
もう安心してしまう、信用してし
まうところがあると思うので、そ
ういう気持ちも危ないですよね。
＞＞その弁護士業界の実態につい
て取材を続けています、ここから
は中村記者です。
よろしくお願いします。
＞＞お願いします。
＞＞この非弁というのは、もう犯
罪に加担してしまっている状況な
んですよね？
＞＞そうですね。その背景には、
この弁護士側にもある意味、
利益といいますか、メリットがあるというのが、この背景なんです。
今回の事件をもとに説明しますと、
この高砂被告、
弁護士ですけれども、彼女はもと
もと、
司法試験合格後、

弁護士とは違う仕事をしていたんですね。
今、若手弁護士は、非常に就職難
がありまして、なかなか就職でき
ない、独立しようと思っても、
資金がなかなか厳しくって、
資格を持っても独立できないとい
う人がいるんです。
そういった人たちをこういう非弁
業者は、
見つけて、うまく利用するわけな
んですね。
今回も、
この高砂被告に目をつけて、
うちで事務所も事務員も場所も全
部用意しますと、
あなたは代表として座ってくれる
だけでいいですから、どうですか
？
というような話の持ち掛け方のようなんです。
そうすると、高砂被告としては、
弁護士として仕事ができるというわけですよね。
ある意味の利益があるわけです。
その中で、山本被告たち、このヒ
ロケンが、
全体的な牛耳ってますから、
ここで得た利益をほぼすべて吸い
上げて、こちらとしても、利益が
入ってきますから、大きなメリッ
トがありますよね。
その報酬の中から、一部を給与と