2018/12/14(金) 16:47〜17:53 ten.【無資格の“非弁護士”暗躍…背景に増えすぎた弁護士と経営難】[字]


ことなんですが、
困っている人に弁護士が、アクセ
スできないから、
困っている人たちもどうしていい
か分からなくって、結局、
向こうから寄ってくる非弁に相談
して、被害に巻き込まれてるわけ
ですよね。
そうなると、この品位というもの
がそもそもなんなのかと、この定
義を社会の中で、
見直す必要が今はあるんじゃない
かといえます。
>>確かにこの品位を巡って、

今は本末転倒状態にあると言えますよね。
>>本当、そうですね。
私も、ある弁護士会の市民会議に
参加をしたことがあるんですけれ
ども、そのときにやはり報酬が得
られなくて、例えば、今、


成人後見人みたいな制度もあって、ああいう高齢者に対するところで、
弁護士の方が横領してしまうとか、
そういうふうな問題も出てきて、
それこそ品位が問われるというよ
うな話になったんですけれども、
やっぱり貧すれば鈍するで、
仕事もできなくなりますし、私も会社で仕事をしてると、
わりと法的なアドバイスを受けた
い業務って、
結構あるんですよね。
ですので、
まだまだちゃんとマッチングが行
われていないというところがある
と思いますので、
国の司法制度改革で弁護士さん増やしたのであれば、
まだ、
もっと仕事が必要であろう中堅、
中小企業と、
若い弁護士さんをつないで、安定的に育てていくとか、
そういうふうなことは今、
まだ、
いろいろ道はあると思いますので、
そういうふうな計画を立てるべきかなというふうに感じます。
>>あとですね、
弁護士が国の政策で結果的に増えてしまった。
増えたらどうしても、
どこか弁護士事務所に就職しようと思ったら、
やっぱり都市部に集中するわけで
すね。
つまり弁護士の偏在という現実が

あるわけですよ。
あいかわらず地方が弁護士がいな
いと、
弁護士不足みたいな状況で困って
る地方があったりするんですね。
そこに田中さんおっしゃるような
マッチングの機能がうまく機能し
ていないということもありますし、
もう一つは、弁護士会に登録しな
ければ、弁護士は活動できないわ
けですよ。
弁護士は自分たちで自分たちの職
業のしょうだつ権を持ってる、
弁護士自治という、特別な世界を
持ってるわけですよ。
その登録費が実は何十万円かする
んです。
その会費を払えないから、弁護士
の資格持ってるけど、弁護士登録
しないという人も、今たくさん増
えてきてるんです。
>>それって、弁護士会全体で考
えないといけないんじゃないです
か。
>>そうですね。
国もさることながら、弁護士会と
いうものも大事になってきます。
弁護士会が今、新しい取り組みを
しようとしていまして、それがこ
れなんですが、これまで、誰がど

れぐらいの着手金ですとか、どう
いう専門あるかって、比較するサ
イトってないんですね、実は。
それを初めてこの客観的な部分か
ら弁護士会が作ろうとしてるんで
す。
これ、大阪弁護士会がうまくいけ
ば来年の4月からできるというこ
となんですが、これでも、全国で
問題がある中で、大阪弁護士会だ
けなんですよね、しようとしてい
るのが。そもそも、司法制度改革
が始まって、もう20年たつ中で、
こうやって一般の人の被害も出て
いると、もっと、弁護士全体、そ
して国がどうやってこの被害を食
い止めて、かつ、
弁護士たちも救っていくかという
ことをもっと真剣に考えていかな
ければならない時期に来ていると