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今も 僕たちの知らない世界が
そこにはある。
その名は 大アマゾン。
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「大アマゾン 最後の秘境」
第1集の主役は→
濁った川の中でうごめく
怪魚たちだ。
取材班は1年をかけ
奇跡の泉を発見。
ついに 怪魚たちの
驚きの行動を目撃する。
そして… 雨季と乾季。
劇的に変化する水位が引き金となって→
数百万の魚が一斉に移動する。
広大なアマゾンに命のドラマを見つめた。
分厚い熱帯の雲。
それを抜けると→
曲がりくねった大河が
目に飛び込んできた。
アマゾン川だ。
南米6か国にまたがるアマゾン。
その流域には→
1,000本以上の支流が走る。
地球の川の4分の1の水が
流れているという。
河口から熱帯雨林の奥深く
長さは 7,000キロにも達する。
その表情は実にさまざまだ。
激しい濁流。アンデス山脈を水源とする川だ。
川は 山肌を削って流れ下る。
そのため 泥と栄養を含んだ濁流となる。
白い砂と赤茶の鮮やかなコントラスト。
ジャングルを水源とする川だ。
植物から染み出すタンニンが
水を紅茶色に染めている。
ここでは
川と陸地が激しくせめぎ合う。
圧倒的な水が支配する 水の王国。
1,000を超える支流はやがて合流し 海へと下る。
全てを飲み込む その流れは
まさに混とん。
濁流渦巻く世界は→
古くから 人々の興味をかきたててきた。
およそ200年前に描かれた
魚の図鑑。
アマゾンに住む
奇妙な魚の姿が描かれている。
大きな口。
全身 よろいのようだ。
そして アマゾン特有のナマズたち。
中には3メートルになる大物もいるという。
これは まるで怪物。
なんと でかい事か。
アマゾンに潜む怪魚たち。
その驚きを歴代の探検家たちも記してきた。
伝説や記録に登場する
怪魚の数々。
これまで 濁流に生きる
その素顔を見たものは→
ほとんどいない。
彼らの姿を求めて取材班は アマゾンへと分け入った。
最初に訪ねたのは
アマゾン下流の港町。
探検家が3メートルの怪魚を
見たという場所だ。
奇妙な魚たちが
次々と水揚げされている。
並べられた怪魚の数々。
だが 彼らの素顔に迫るのは簡単ではなさそうだ。
広大なアマゾン。
ここには世界の淡水魚の4分の1→
およそ3,000種類が
暮らしているという。
これは アマゾンを代表する熱帯魚
カーディナルテトラ。
体長は2センチほど。
有名なエンジェルフィッシュもアマゾンがふるさとだ。
こちらは ディスカス。
模様の美しさから熱帯魚の王様と呼ばれている。
最も種類が多いのは ナマズの仲間。
体長 数センチのものから2メートルを超えるものまで。
1,000種類を超えるという。
これは プレコと呼ばれるナマズの仲間。
よく見ると
全身鋭いトゲで覆われている。
天敵から身を守るために
こうした姿になったらしい。
そんな理由も
この様子を見れば うなずける。
捨てた魚に群がってきたのは…→
ピラニア。 アマゾンで最も有名な魚だ。
現地の発音では ピラーニャ。
ピラとは インディオの言葉で魚。
ラーニャが歯を意味する。
カミソリのような歯で一瞬にして肉をそぎ取っていく。
水中では こうした生存競争が