2018/12/16(日) 16:00〜17:55 FNN重大ニュース ニュース総決算2018 平成最後の年末に真相を見たSP[字]
南海トラフ巨大地震の海底震源に迫る
戦いの最前線を追いました。
≫これは地震の瞬間を捉えた映像です。
画面左手前を注目してください。
大きな揺れが起きた直後塀が崩れます。
塀が崩れた場所を自転車が
通り過ぎる様子です。
間一髪でした。
震度6弱の地震が
大阪を襲いました。
≫小学校のブロック塀が倒れ
登校途中の小学生が
下敷きになりました。
さらに北海道では。
≫ここの山肌
かなり広い範囲にわたって
土砂が崩
れて、そして
その下にあったであろう
家屋
それから小屋のような建物も
飲み込んでしまっているような
状況です。
≫北海道の大地震で
液状化により家が傾きました。
さらに。
≫傾いた家からガスが漏れ出し
取材陣が一時混乱する
事態になります。
さらにあふれ出した泥が
人々を阻
みました。
人を助けようとした人が。
≫液状化でできた
泥沼に
足を取られ
どうにもなりません。
腰まで埋まってしまいました。
全国各地で震度5弱以上が観測された今年
日本は大丈夫でしょうか。
≫地震大国に住む私たちが
今、懸念している地震
それが。
南海トラフ巨大地震だ。
今年2月、マグニチュード8から9の
南海トラフ巨大地震が
30年以内に70%から80%の確率で
起きると公表された。
南海トラフとは
東西およそ700キロに及ぶ
巨大な海底の溝。
もしも
この一帯で地震が起きれば。
最大マグニチュードは
9.1に達し
東海から九州の
10県にまたがり最大震度7の激震が襲うという。
経済損失は
国家予算の10倍を超える1410兆円。
犠牲者は東日本大震災を
はるかにしのぐ
32万3000人。
その大半は
津波による犠牲者だ。
震源域が陸に近いため
津波があっという間に
やってくる。
静岡市清水区では
最短2分で津波が到達する。
高さは最大で11メートル。
和歌山県串本町でも最大で18メートルの
津波が最短2分でやってくる。
さらに高知県土佐清水市では
最大で34メートルの津波が
町を飲み込んでしまう。
未曾有の巨大災害。
震源域を調べてみると
大陸を構成している
陸のプレートと
海底を作っている海のプレート。
その境界面に
固着域という強く
くっ付き合った部分がある。
そこに地震の原因となる
ひずみがたまり続け
ついには。
固着域が破壊され
陸のプレートが跳ね上がる。
これが巨大地震のメカニズムだ。
海底震源、固着域には
何があるのか。
ここを調べれば
いつ巨大地震が起きるのかが分かるかもしれない。
≫そこで取材班が向かったのは。
ヘリコプターでなければ
≫南海トラフ地震が
いつ起きるか
教えてくれるかもしれない船が
ある。
2005年7月に