2018/12/16(日) 16:00〜17:55 FNN重大ニュース ニュース総決算2018 平成最後の年末に真相を見たSP[字]


最先端の街を取材しました。
≫広東省深セン。
今、赤いシリコンバレー
と呼ばれている。
最先端を走る、この街。
実は80年代初頭まで
人口わずか30万人。
何もない村だった。
改革開放政策の象徴として
今や人口1200万を
超えるまでに成長した
人類史上最速で成長する町。

深センを
緊急取材。
≫最先端を走る町深センに向かう。
まず香港に降り立った。
のっけから中国のパワーを
見せつけられた。
≫海を走る
長い橋。
今年10月に開通した世界最長の海上橋。
香港マカオ。
広東省、シカイを結ぶ
全長55キロの
コウジュオウ大橋
には乗らず
鉄道を乗り継ぎ
およそ1時間。
ついに赤いシリコンバレー
深センに降り立った。


街を歩いてみると
まず、驚いたのは
店での支払いだ。
現金など使わない。
何でもQRコード。
実は深センをはじめ
中国の都市部では
キャッシュレス決済が
当たり前になっている。
≫このような屋台でさえも
銀行口座を登録したスマホで
QRコードを読み込む。
指先一つで支払い完了。
飴を
歩き売りする、おじさんにも
ストリートミュージシャンの
チップも。
QRコードが普及する背景に
ある事情がある。
≫これは偽札業者摘発の瞬間だ。
現場には大量のプリンターと
偽札の束。
≫スマホを使ったQRコード決済は
こうした偽札対策でもあった。
スマホで支払いができるモバイル決済の普及率は
都市部で98%に及ぶ。
おじいちゃんや
おばあちゃんだって
キャッシュレスだ。
さらに、最新のシステムでは

QRコードも使わない。
顔認証システム。
スマホさえ持たずに
買い物ができてしまう。
決済で使用するアプリに
あらかじめ顔を登録しておき
そのデータと照合するだけ。
変装しても。
本人を特定した。
この技術が
ファストフード店はもとより
鉄道の改札でも
混雑緩和に一役買っていた。
便利な顔認証システムだが
一方で。
≫さらに、あちらに
目を向けますと
3つ。
この短い距離で8つカメラがあるんですね。
≫中国の監視カメラは
調査会社によると
1億7000万台以上に上る。
その監視
体制は
交差点で役立てられていた。
≫交差点のモニターに
映し出された画像。
目線が入っている。
通行人に話を聞くと
驚きの答えが。

≫なんと、信号無視をした人を
特定し、公開してしまう。
顔ばかりか、特徴など
細かい情報を
公開することもある。
≫顔認証を活用した
防犯システムは
ここまできていた。
さらに。
紙が出てきた。