2018/12/16(日) 20:00〜21:00 西郷どん(47)[終]「敬天愛人」[解][字][デ]
吉之助さぁ!
吉之助さぁ~!
父は 天を敬い 人を愛しました。
己の身を捨てても→
精いっぱい 人を愛しました。→
だからこそ これほどまでに→
多くの人々から愛されたのだと思います。
♪♪~
(慶喜)西郷…。
(ふき)西郷様は みんなを
ほっておけなかったんだと思います。
立派なお侍さんです。
何で逃げなかったんだ…。
俺みたいに逃げればよかったんだ。
牛男!
やっぱり あの星だよ。
あの真っ赤な星こそ西郷さんに違いねえや。
あの星に手を合わせると
いいことが起きるんだって。
そりゃ 西郷さんだからねえ。
(勝)とうとう星になっちまったかい西郷どん。
先に龍馬と よろしくやっててくんな。
<人々は このころ日本の空に近づいた火星を→
西郷星と名付けて あがめ
その死を悼みました>
(愛加那)♪♪「ナアヤイー」
♪♪「果報なくとぅ あらしたぼれ」
(清)旦那さぁが
こんなに大きなお屋敷を建てたとは→
義兄上や糸さぁたちを
お迎えするためじゃったとですね。
いつかまた 鹿児島の皆さんと→
こげなふうに鰻を食べられる日が来ますよ。
♪♪~
糸さぁ 芋が どっさい取れたで持ってきもした。
いつも あいがとなぁ。
(熊吉)ただいま 戻いもした。(雪篷)ああ おやっとさあ。
おやっとさあでございもす!
お帰りやったもんせ!
♪♪~
(雪篷)おおっ!
母上 病院で よか脚を
こしらえてもらえもした。
兄さぁ もう杖は要らんとな!
(菊次郎)おう。 おし! 見ちょけよ。
(子どもたち)すごか すごか!
よかった。 よかったな!→
気張れ!
気張いやったもんせ!
(菊次郎)大丈夫です。
みんなに聞いてほしかこっがあいもす。
お父上から
最後に お預かりした言葉です。
糸。
はい。
子どもたちに
伝えてほしかこっがあっとじゃ。
はい。
おいが死んだことで→
おかしいことは
おかしいと言えんようになるち→
おはんらには 決して思わんでほしか。
こいからの国づくりは→
おはんらに託されちょっ。
逆賊 西郷隆盛の子であることを恥じることはあいもはん。
うん そんとおりじゃ!
はい! 父上は 西郷星になられたちみんな 拝んじょいもす。
(午次郎)じゃ じゃ。
そいは ちごっ。
(園)義姉さぁ ないが違うとですか?
旦那さぁは 人に見上げられたり→
拝まれたりして
喜ぶような御方ではあいもはん。
いっつも低か所で 弱か者に寄り添って→
あちこち走り回っちょった。
♪♪~
誰よりも心の熱く→
ふっとかお人でした。
<そして 父 西郷隆盛が死んだ翌年>
(岩倉)いまだ えらい人気やなぁ 西郷は。
憎まれっ放しの まろとお前とはえらい違いやな。
岩倉様 私は これから
赤坂へ参内せねばなりませぬので…。
あ~ そやそや。 今 新富座で
団十郎が西郷を演じて大当たりらしいで。
どや 見に行こか?
フッ…。
いずれ。
♪♪~
(いななき)
無礼者!天誅~!
♪♪~
おい… おいは…→
まだ死ねんど…。
やらねばいかんこっがある。
まだ… まだ…。
回想 だいが一番先にお城に上がっか競争じゃ!
忘れもんをした。
おはんじゃ。
え…?