2018/12/17(月) 22:00〜22:45 プロフェッショナル 仕事の流儀「生老病死、四苦に立ち向かう〜僧侶・��橋卓志」[解][字]

クルトワ選手もいて、相変わらずのスター軍団ですので、なかなか
その僧侶は
集まってきた人々に囲まれていた。
「仏教界の革命児」とも言われる この男。
執り行う葬儀も型破りだ。
落語好きのそば屋の主人の葬儀では→
参列した落語家に「時そば」を演じてもらい皆で笑った。
94まで現役だった理容師の時には→
なんと理容店のいすに男は座り 経を読んだ。
そして男は 故人をしのび
参列者と共に涙を流す。
多くの寺が危機にある 今。
♪♪~
[外:27F0C69A76BF571D6DC25DB389D20779]橋の 僧侶としての在り方が
注目を集めている。
♪♪~(主題歌)
♪♪~
[外:27F0C69A76BF571D6DC25DB389D20779]橋は 葬儀だけでなく→
人々が生きるうえで抱えるあらゆる苦悩や困難に寄り添う。
20代 戦没者が眠る異国の地で
自分の至らなさを思い知った。
末期がんの男性から 引退を決意した
[外:27F0C69A76BF571D6DC25DB389D20779]橋に舞い込んだ 最後の仕事。
だが 妻は不安にさいなまれ
受け入れることができないかもしれない。
仏教とは 僧侶とは。
問い続ける男の記録。
僧侶 [外:27F0C69A76BF571D6DC25DB389D20779]橋卓志の一日。
それは 早朝4時半には既に始まっていた。
(読経)


朝の勤行を30分かけ 行う。
42年間続けてきたつとめだ。
(鐘をつく音)
(鐘をつく音)
(鐘をつく音)
[外:27F0C69A76BF571D6DC25DB389D20779]橋の寺は
長野・松本の温泉街の一角にある。
[外:27F0C69A76BF571D6DC25DB389D20779]橋は 800年以上前に建てられた
この寺の19代目の住職。
檀家は およそ700軒。
檀家が減っている寺が多い中その数を維持してきた。
[外:27F0C69A76BF571D6DC25DB389D20779]橋のもとには 多くの僧侶が
相談や研修にやってくる。
この日やってきたのは 福岡の若い住職。
[外:27F0C69A76BF571D6DC25DB389D20779]橋が僧侶として最も考え抜いてきた事柄がある。
仏教を開いた釈迦は 人が避けられない
苦しみを 生・老・病・死の4つの苦とした。
そして その四苦の終着点とも言える
葬儀の在り方も→
「苦とどう向き合うか」
という観点から考えてきた。
この日も[外:27F0C69A76BF571D6DC25DB389D20779]橋は 数時間後に行われる
葬儀の準備をしていた。
亡くなったのは 長年
ピアノ講師をしていた 76歳の女性だ。
常に[外:27F0C69A76BF571D6DC25DB389D20779]橋は 葬儀を行う際→
その人の死が 誰に最も深い悲しみをもたらすのかを考える。
今回の場合 それは 喪主でもある
一人娘の環さんだと [外:27F0C69A76BF571D6DC25DB389D20779]橋は見定めていた。
いかに 環さんの深い悲しみ 苦しみを


癒やせるか。
その最大の秘密は
葬儀前日に行う「聞き取り」にある。
[外:27F0C69A76BF571D6DC25DB389D20779]橋は 家族がどんな人生を
歩んできたのかを 丹念に聞いていく。
環さんの母親は 病に倒れた夫の代わりに
パート勤めと ピアノ講師をこなし→
長らく必死に家を支えてきた。
結婚して母親と離れて暮らすことになった環さんには いくつかの後悔があった。
一つは 家を離れたくないという母親に
グループホームでの生活をさせたこと。
そして。
認知症で 手に負えなかったとはいえ→
もう少し 自分の手で
介護できたのではないか。
そう悔やんでいた。
[外:27F0C69A76BF571D6DC25DB389D20779]橋は 思いに共感することで→
相手が抱えるわだかまりを
吐き出させていく。
前日の聞き取りは この日 生かされる。
会場には 環さんや家族たち。
そして 親族や
母親のピアノの教え子たちが集まった。
葬儀冒頭。
♪♪~
[外:27F0C69A76BF571D6DC25DB389D20779]橋が流し始めたのは→
環さんから提供された写真と前日の「聞き取り」から作った映像だ。
♪♪~
前日 [外:27F0C69A76BF571D6DC25DB389D20779]橋は 深夜2時までこの映像を編集していた。
♪♪~

環さんが話してくれた 母親の一生が物語られていく。
♪♪~
そして映像は 人生の最後の場面へ。
♪♪~
続いて お経へ。
♪♪~
そして 式の最後。
環さんが 母親に捧げる曲を演奏した。
♪♪~
(拍手)