2018/12/18(火) 23:55〜00:40 ブラタモリ「#120 東尋坊・恐竜」[解][字][再]


取り除くため まず→
両岸に 川幅を狭くする
ブロックがつくられました。
こうすると
流れる水が速くなり→
砂を押し流しやすくなります。

さらに この突堤が砂を押し流す大きな役割を果たすんです。
一体どういうことなのか?
突堤を取り付けて 川幅も狭くして実験してみましょう!
お~ 出た出た。
おっ たまらない。
沖の方まで行ってる。
しかも ここ 勢いすごいですね。うん。
はい こんなふうに
土砂が海の方に流れて→
波でも もう戻ってきませんね。
おぉ~。あぁ~。
ほんと この辺り
全然たまってないですね。
その先になるね。
はい ここまで行くんですね。
そうなんです 湾曲も大事なんです。
そうなんです。
そうなんです。
へえ~。
突堤のカーブにより
水の流れに遠心力が働き→
土砂を押し流す力が
強くなるんです。
さらに 長くのびた突堤が


海からの波をブロックしてくれます。
できたっていう… はい。
いいですね。
そうなんです 夏は
海水浴でにぎわっています。
その縁の下の力持ちとなったものこそ→
福井名物「東尋坊の岩」だったんですねぇ。
これほどまでして守られた港町 三国。
一体 どんな町なんでしょう?
せっかくなんで のぞいてみましょう!
この辺 ちょっとありますね 古い家が。
(釣部)はい。 両側に。
(釣部)そうですね 江戸時代に建てられて。
そうですか。
(釣部)じゃ ちょっと中の方に…。
お邪魔します。
いらっしゃいませ。
これ奥が… 奥 深いですね。
(釣部)そうですね。
これは… 鍵がありますね。
そうです。 金庫になるんですけども…
え~!
さすが 北前船で栄えた港町。
船で使う専用のたんすまでありました。
売り上げや 通行手形など大切なものを保管するため→
独自に発達したものです。
よろしいですか?
えっ…。
(笑い声)
重い これ。

これ ほんとに浮くんですか?はい そうですね。
(笑い声)
実際に 復元した船箪笥を東尋坊から放り込むという→
実験が行われました。
壊れもせずちゃんと浮いたそうですよ。
浮くのには訳があります。
たんすの材質を見ると外側は 頑丈なけやきですが→
内側は 桐が使われています。
へえ~。
前の方に 金具が
いっぱい付いているので→
水の中に入ると…
なるほどね!
それは浮くわ。
へえ~ よく考えられてるんですね。
こんなに手の込んだ たんすを
使うほど→
三国は 船の商売で大もうけを
した町だったんですね。
その繁栄の痕跡
さらに探してみましょう!
これは… 古いんですか?
古そうに見せてるんですか?(釣部)古いんです。
銀行ですよね。
おっ!あれ?
「森田銀行」。
(釣部)そうなんです。
そうなんですか。
はぁ~ いいですね。
これは 北前船で財をなした商人が

創業した銀行。
職人が こて一本で仕上げた
漆喰の天井。
ゴージャスですねぇ。
すごいですね この柱も。
…に見えますけども 実は…
漆喰でやってんの? はぁ~。
えっ これ漆喰なんですか?
え~。
うまいんですね これね。