2018/12/20(木) 16:47〜17:53 ten.【旬感中継!クリスマス企画で蓬莱サンタが西宮へ!】[字]
私たちが進むべきエネルギー社会の在り方とは。
コジマ解説です。
>>今、
石炭なんですね。
>>そうですね。
いろんな燃料がある中で、
もちろん石油、
天然ガス、石炭とありますけれど
も、
石炭は一番環境負荷が大きいとい
うか、
一番二酸化炭素を出すということ
で、
世の中の流れは、
それをちょっともうやめていこうという話なんですけれども、今、
神戸製鋼は、
それを計画していると。神戸製鋼、今、神戸市灘区、こう
いう立地で、
ちょうどこの敷地のすぐ外には住宅街があったりとか、
本当に近い距離には学校もあって
ということで、
やっぱり住民の方は心配されてい
ると。
ここの敷地の中に、今、
すでに石炭火力発電所が2基あって、
稼働しているんですけれども、そ
こに新たにさらに2基作って、
早いものは2021年度から稼働
させて、
もう一方も2021年度から稼働
させるということで、
この住宅街のすごい近くで行われ
るということで、住民側の原告は、
大気汚染物質が健康を脅かすうえ、
地球温暖化の影響が未来の世代にまで続くということで、
計画の中止を求めていますし、
一方の神戸製鋼側は、厳しい環境基準を守って、
安い電力を安定的に供給する高い
公共性があるということで、
計画の正当性を主張しているとい
うことなんですね。
>>それは世界的に見てどうなん
でしょう?
>>世界的には、
やはり石炭をやめようという流れが強いんですけれども、
神戸製鋼が言ってるように、
この日本における石炭火力の設備というのは、もう世界でも間違い
なくトップクラスですね。とても
環境にも優しい石炭火力というの
が出来ていて、
それを今は海外に売っていって、海外で今、
使っている古い石炭火力をこの最
新のものに置き換えていこう、
それによって環境に寄与しようと
いう動きもあるぐらいなんですけ
れども、神戸製鋼も実際、神戸市
と、
今まで以上に厳しい環境協定を結
んで、
環境には優しい設備なんですよと
いうことをアピールしてはいるん
ですけれども、やっぱり住民側と
すると、やっぱり優しいとはいっ
ても、やっぱり石炭火力、温室効
果ガスが出るでしょということで、
こういうふうに対立しているとい
うことなんですね。
>>これは賛否ありますよね。
>>これは賛否あると思います。
賛否ある中で、私がちょっと1つ
注目したのがこちらなんですね。
パリ協定という、
この地球温暖化を止める世界各国で合意した枠組みがありまして、
これが2020年からその期間に
入っていくわけですね。
そうしますと、
温室効果ガスの排出が厳しく監視されるという状況になるんです。
この先、
どういうようなことが世界で起きていくかって、これ、ちょっと年
表でまとめてみますと、
まず去年・2017年に、
実は世界の平均気温が工業化以前
の時代を1度上昇しましたという
ことがつい最近、明らかになりま
した。
その上で、ことし、さっきVTR
にもあったように、大変な自然災
害が多かった、集中豪雨とか台風
があったとかいうことで、やはり
気温上昇の影響はありますよねと
いうことで話題になっています。
その中で20年にパリ協定が始ま
って、
2030年には日本は温室効果ガ
スを26%減らすと。
神戸市は34%減らしたいという
ことを目標として掲げているんで
すけれども、このような流れの中
で、
神戸市は2021年から、