（つるま）　うん？
ええ
。
（つるま）　
確かに…。
（
住職）　よっぽど…。
（
住職）…なんやないかと思うんですよ。
＜巨大な観音像と→



恐らくその完成記念なのか→
総勢２０７名が写る
１枚の写真＞
＜写る人々は
　ほぼ…＞
＜これだけの手掛かりがあれば
場所も　すぐに特定できそうだが→
正体は不明＞
面白いですね。
＜強烈に
　好奇心をくすぐられたつるまさん＞
ええ
。
（つるま）　
…ような気がするんです。
（ゆうこ）　
…で　カッコつけて→
俺が謎を解く的なこと
言っちゃったってこと？
（つるま）　
別にカッコつけたわけじゃないよ。
そんなの…
。
＜早速
　知識自慢の…＞
（
男性の声）「どこの観音様でしょう？
頭上の感じは
　久留米の大観音にも似てますが…」。
（つるま）　

でも　時代的にはそこまで新しくないんだよなぁ。
おっ
。
（
女性の声）　「印象としては昭和１２年　建立の→
舘山寺聖観音に
表情が似ている気がします」。
（つるま）　
へぇ～　そんな観音像があったんだ　知らなかった。
あぁ～
。
（つるま）　
いや　着物だから→
日本だと思うんだけどなぁ
。
（ゆうこ）　
あっ！
（ゆうこ）　
急いで　急いで。
＜最初は
そこそこの反応があったものの→
あっという間に
　議論は停滞＞
＜結果
　核心に迫る情報は一切　出なかった＞
こうなったら…
。
＜あらゆる書物を読みあさり→
気になる像があれば現地に行って調査＞
＜地道に続けること…＞

＜そんな努力も　むなしく…＞
＜それでも
　諦めずに調査を続ける　つるまさん＞
＜実は
　一方である写真を投稿していた＞
＜すると＞
（ゆうこ）　はっ？
＜それは
大観音像の調査の合間→
たまたま見つけた→
仏像の手に人が乗った珍しい１枚＞
＜すると
　この投稿が数日にわたって　広がりまくり→
フォロワー数は
一気に　１０００人超え＞
＜１枚の写真が秘めた
ミステリーに…＞
＜ネット上では
フォロワーたちによる→
壮大な推理合戦が
始まっていた＞
＜例えば＞
＜…する人や＞
＜観音像が持っている…＞
＜…する人＞
＜生えている木や
　丸太から→
西日本の
　どこかだという人も＞
＜…する人＞