2018/12/22(土) 19:00〜19:45 地球ドラマチック「ガラパゴス体験記〜家族で楽園に住んでみた〜」[二][字]
すごいイセエビ。 何キロあるの?
巨大だな~。 3キロ!
ガラパゴス周辺の海は世界屈指の豊かさを誇ります。
大切に保護され 漁が許されているのは→
ごく限られたエリアです。
(アイラ)おなかすいてるみたい。
海に戻った方が 好きなものを食べられるんじゃない?(鳴き声)
ゲップしてるみたいな音ね。
モリーみたい。
わずかな面積に
生態系のすべてが詰まっています。
アシカや人間のような捕食者から
魚 海底で暮らす イセエビまで…→
全部が 1か所に まとまっているんです。
マグロだ。じゃあ あれにしましょう。
ただ食材を買いに来るだけでも→
一生 忘れられない体験ができる場所です。
新しい朝を迎えました。
ホールズ一家は この日の予定を立てます。
さあ 今日は何がしたい?
シュノーケリング。
もう一度 アシカが見たい!
イグアナと赤ちゃんガメ!
え~と ユニコーン!
ユニコーン!? そりゃいいな。
かつて 船乗りたちが→
魔法によって出来たと信じたガラパゴス諸島。
ユニークな動物たちの宝庫です。
陸に住む鳥の80%→
そして は虫類の97%は固有種で→
地球上で ここだけに生息しています。
ガラパゴスの生物の特殊性に
初めて気付いたのは→
180年以上前に この地を訪れた
一人の科学者でした。
あそこに座っているのは
チャールズ・ダーウィン。
自然と人間に対する私たちの認識を
大きく変えた人物です。
博物学者 そして 生物学者であった
ダーウィン。
1835年に わずか5週間 滞在した
ガラパゴスでの調査が→
その後の人生を決定づけました。
1859年に 科学の歴史で重要な→
「種の起源」が
出版されました。
ダーウィンは
ガラパゴスの各島に生息する→
鳥類とカメを観察しました。
そして 動物の形態は環境によって つくられ→
時と共に変化し 全く違う種に
変貌することに気付きました。
つまり 「進化論」です。
「自然史の点からこれらの島々は極めて興味深い。→
各島に生息する動物にさえ
違いがみられる」。
この記述こそ ダーウィンが 進化論を
発展させる きっかけとなりました。
ダーウィンによって
ガラパゴス諸島の名は→
世界に知れ渡ることになりました。
以来 数多くの科学者や観光客が→
彼の足跡をたどろうと やって来ます。
ホールズ一家も同様です。
今日の お目当ては 島を象徴する動物。
いた。
ガラパゴスゾウガメです。
見つけたよ~。 見つけた。
見つけたよ。 見つけたってば。
(モリー)こんにちは。よ~く見て。
ゾウガメは スペイン語で 「ガラパゴ」。
「ガラパゴス諸島」という名前の由来となりました。
(モリー)大きいな~。
ほんとだね。
ガラパゴスゾウガメの仲間は
15種 発見され→
最大で 体重400キロの個体もいます。
さまざまな形をしたゾウガメの甲羅から→
ダーウィンは
「進化」という概念を生み出しました。
(アイラ)近寄ったら かまれちゃう?
かんだりしないよ。 草しか食べないんだ。
あっちは寝てるみたいだね。
ゾウガメは長寿です。
2006年に亡くなった
「ハリエット」というメスは→
およそ175年 生きました。
ゾウガメは どれくらい速い?
かなり ゆっくりだよ。
見てごらん あそこを歩いてる。
ほんと ゆっくりね。
ゾウガメって… 全然 逃げないの。
敵が いないからよ。
何百万年も続いたゾウガメの平和な日常は→
人間が ガラパゴスを発見し→
ゾウガメを食料にした時から一変しました。
怖い話を知ってる?
昔 海賊たちがゾウガメを食べたんだって。
おいしいところだけ食べて