2018/12/22(土) 19:00〜19:45 地球ドラマチック「ガラパゴス体験記〜家族で楽園に住んでみた〜」[二][字]
甲羅は海に捨てたの。
今日 ゾウガメが
食用になることはありませんが→
人間が脅威であることに
変わりはありません。
ホールズ一家のように 無意識に
外来生物を持ち込む危険性があります。
荷物検査が導入される前には→
さまざまな動植物が意図的に持ち込まれました。
そうした外来種が 島の生態系を破壊し→
ゾウガメの生息数に大きな打撃を与えたのです。
♪♪~
洗濯ばさみで はさむからママが干して。
外来種の生物は 招かざる客です。
私は 森のプリンセス。はい お姫様。
これもね。
いやだ!
ヒアリは 最も有害な外来種の一つ。
貨物に混じって持ち込まれました。
ふ化したばかりの鳥やカメを襲い
幼い女の子の足も狙います。
悪いヒアリめ。
悪いヒアリめ。
洗濯の時ね。
子どもたちは外を走り回るから→
ヒアリをなんとかしないと。
地元の子どもたちも→
外で自由に遊べないので
問題になっているんです。
まあ これも 一つの勉強だな。
そう 痛い教訓。
問題になっているのは
ヒアリだけではありません。
プエルト・アヨラの街では
人々が ある行動を起こしていました。
♪♪~
家族たちは もう家で寝ています。
私は デモがあると聞いて 来てみました。
ガラパゴスの海で外国の違法漁船が捕らえられたのです。
絶滅の危機にあるサメが
6,000匹以上 乱獲されていました。
当局が これまでに捕らえた中で
最大の規模です。
ガラパゴス諸島は 地球上で最も
保護が行き届いているはずの場所です。
しかし 今回の乱獲は
世界遺産であっても→
野生動物が 絶対に安全とは
言えないことを物語っています。
人々は 今の状況を なんとか変え→
ガラパゴスの自然環境を守りたいと強く願っています。
ものすごい熱気です。
街に 日常が戻りました。
しかし 騒動は収まっても→
ガラパゴス諸島が大きな転機を迎えていることを→
モンティは痛感しています。
この漁のやり方は 巨大な船を使ってサメを ごっそりと さらっていくんです。
生態系に深刻なダメージを与えます。
もし アフリカでライオンが 700頭 積まれた→
コンテナが見つかったら どうでしょう?
世界は 怒りの声を上げるはずです。
こんな乱獲は
やめさせなければなりません。
さもなければ ガラパゴスの海から
サメが消えてしまいます。
ガラパゴスの海から サメが消えたら→
世界中のサメの運命は一体 どうなるのか?
考えただけで ぞっとします。
ガラパゴスに来てまだ数日ですが→
一家は すっかり 動物と
隣り合わせの生活に なじんでいます。
子どもたちにとっては
全く異なる世界を知る→
またとない機会になりました。
ビーチは 野生動物が いっぱい。
5歳のアイラは
この日から地元の学校に通います。
(教師)こんにちは。 アイラ よく来たわね。
どうぞ入って。
ご挨拶は?
ハーイ。 スペイン語のクラスへようこそ。 座って。
3歳のモリーは
まだ学校へは行きませんが→
海洋生物学者の父親と一緒に歩けば
島全体が大きな教室です。
(モリー)人魚が見たい。
人魚?うん。
頑張って探すよ。
不思議な動物で あふれる ガラパゴス。
どこかに 人魚も泳いでいるでしょうか?
(モリー)いないね。みんな 魚をとりに行ってるのかな。
ママだって人魚みたいだよ。
母親のタムは 環境保護の活動に熱心に取り組んでいます。
ガラパゴスに滞在中
地球規模の環境問題に どう取り組むか→
考えたいと思っています。
子どもたちの未来をとても心配しています。
世界中の海から 生物が
消えてしまうんじゃないかと…。
環境についての意識を高めることは