2018/12/22(土) 19:00〜19:45 地球ドラマチック「ガラパゴス体験記〜家族で楽園に住んでみた〜」[二][字]


ガラパゴスを守るために。
今 ガラパゴス諸島の
自然環境には→
さまざまな問題が
起きています。
その責任は 人間にあります。
直ちに手を打たなくては。
ガラパゴスに滞在する間に
2つのプロジェクトに参加します。
1つは 海の怪物の秘密を探る調査です。



私たちが探しているのは海面から突き出した魚の背びれです。
特徴的な背びれなんです。
ガラパゴス国立公園管理局とエクアドルの首都キトの大学が→
共同で調査チームを結成しました。
探している怪物とは 「マンボウ」です。
マンボウの動きは非常に独特で→
ゆったりと揺れるような泳ぎ方をします。
こんなふうに。
これまでに 世界で 5種類のマンボウが発見されていますが→
ガラパゴスのマンボウの生態は
謎に包まれています。
ガラパゴスのマンボウは
体が大きくて 貴重です。
大きい?
ええ。
この海域で見つかっているマンボウが
回遊魚なのかどうかを調査します。
ガラパゴスの海洋生物の[外:51F5FE58AAF460263B766E990FDBE979]は 固有種です。
マンボウも固有種と認定されるかもしれません。
確認するために
DNAのサンプルが必要です。
いたぞ マンボウだ!
大きな背びれが ゆらめいてる。
マンボウは巨大で
体重1,000キロを超えます。
捕獲するには 2人以上 必要です。
♪♪~
モンティと もう一人が飛び込みます。
♪♪~
逃げられてしまいました。

作戦を練り直します。
モンティ あなたの力は
とても強いから→
前から押さえて。
前からね。 よし。
あそこよ。
2匹目を発見しました。
そっと近づいて。
待って 待って 待って まだだよ。 よし!
マンボウのストレスを最小限に抑えるため
素早く行動しなくてはなりません。
♪♪~
マンボウは 地球上最大の硬骨魚です。
産む卵は 3億個。
皮膚のサンプルを採取します。
本当に大きな体をしているんです。
マンボウの学名は 「モラ」。「石臼」という意味です。
私の前に目があります。
目と目が合いました。
体にタグをつけ サンプルを採取したら
すぐに放します。
ワン ツー スリー。
OK ゴー。下に沈めて。
いなくなったね。
ミッション完了。モンティも大活躍しました。
「こんな巨大なやつ
つかめるわけないだろ!」って思ったよ。
DNAのサンプルを調べれば
ガラパゴスのマンボウを→
分類学的に位置づけることができます。

まるで 小さなハードディスクです。
このDNAのサンプルの中に
系統や個体群の特色など→
さまざまな情報が
ぎっしり詰まっています。 すごい。
成功ね。
大成功だ。
ガラパゴスで過ごす週末。
何キロも続く 人影まばらな海岸は→
ホールズ一家にとって 最高の遊び場です。
夢中だな。ほんと。
あそこに 大きなアシカがいるだろう。
きっと あれが父親だな。いかにも偉そうだ。
胸を張ってる。
見て パパ 赤ちゃんが2匹もいる!ああ。
(モリー)見て もう1匹いるよ!
赤ちゃんが いっぱいね。
5歳の子どもは 最高の探検家です。
5歳の探検家 アイラの唯一の問題は→
ウェットスーツを
一人では着られないこと…。
マスクを きれいにして。
私は 生物学者としてふだん ものごとを科学的に見がちです。
でも 今は 子どもたちが
自然に触れて感動する姿を→
そのまま受け止めたいんです。
モンティは 30年の経験を誇るベテランダイバーです。
探検家の娘を
未知の世界へ いざなうのに→
ダイビングに勝るものはありません。