2018/12/22(土) 19:00〜19:45 地球ドラマチック「ガラパゴス体験記〜家族で楽園に住んでみた〜」[二][字]


クロウミガメです。
現在地球に生息する
7種のウミガメのうち→
実に6種が 絶滅の危機にひんしています。
このウミガメは モンティとアイラが一緒に泳ぐことを→
受け入れているようです。
♪♪~
あの時 3つの動物が心を通わせました。
1つは アイラ。 1つは 私。そして クロウミガメです。
泳ぎながら こちらを
興味津々に眺めていました。
大きさからして 60年から80年くらい

生きているかもしれません。
海洋生物学者の父には 感動的な瞬間→
そして 5歳の娘には夢のような体験となりました。
何ていうか…→
深い所に ダイビングした感じだった。
(アイラ)最高!
♪♪~
人生で ヒーローになれる瞬間なんて
そうありません。
でも アイラに ウミガメを見せた時→
ちょっとだけヒーローになった気がしました。
特別な体験です。
♪♪~
野生動物に 限りなく接近できる
ガラパゴスは→
科学者にとって 生きた研究室です。
常に 何百ものプロジェクトが行われ→
自然界の秘密が


次々と明らかになっています。
モンティは 人間の行う研究が→
動物に及ぼす影響について関心を持っています。
研究者たちと共に ウミガメの
ある調査に関わることになりました。
1950年代から ウミガメに タグをつけて
生態を調べる研究が行われています。
その結果 ウミガメは→
産卵のために 自分が生まれた海岸まで→
何千キロも移動して
帰ることが分かりました。
しかし タグをつけるという行為自体が→
ウミガメの活動に影響を与えているという可能性はないのでしょうか?
動物を捕らえて
ボートに引き上げ→
科学的な調査をすること→
例えば サンプルを採取したり体重や体長をはかったりする行為は→
動物に ストレスを与えることになります。
私たちは 動物が そうしたストレスから→
いつ解放されるのかを調査したいんです。
ウミガメが 交尾や食事を始めたら→
ストレスから回復して
リラックスしている証拠になります。
ありのままのウミガメ。
そうです。 まさに そのとおり。
タグをつけられたウミガメが いつ
ストレスから回復するのかを知るには→
観察するしかありません。
調査チームは ボートで入り江に近づきある方法を用います。
♪♪~

海の中は絶景が広がります。
♪♪~
タグをつけたウミガメを発見しました。
♪♪~
捕獲成功です。
♪♪~
ウミガメが ボートにいる時間を最小限に抑えます。
まず タグを直します。
(パブロ)このようなタグを2個 つけています。→
ウミガメは回遊するので 明日になれば→
かなり遠くの方まで移動しているかもしれません。
秘密兵器の出番です。
細工を施したカメラと特別なタグを用いて→
ウミガメの行動を より詳しく追跡します。
水深と水温も はかれるんですね?そのとおりです。
カメラを なめてます。
彼の唾には強力な接着効果があるようです。
(パブロ)準備完了です。 ひと言どうぞ。
完璧。
ウミガメを 慎重に海底へ送り届けます。
新たにカメラをつけられたストレスから→
どれくらいの時間で回復するのか→
これから観察します。
ウミガメは 数時間 息を止められるので→
観察が長時間になる可能性もあります。
♪♪~
ところが わずか15分後→
ウミガメは ふだんの行動に戻りました。
♪♪~
食事をとり…→

交尾を行います。
つまり ウミガメは 既に ストレスから→
回復していると考えられます。
すばらしい。
このウミガメの場合カメラとタグをつけられても→
大きなストレスには
ならないということが分かりました。
♪♪~
見ろ!マンタだ。
今回の調査で カメラが装着されたのは