2018/12/24(月) 09:50〜11:15 よ〜いドン![字]【国宝伝統織物を守る84歳優しい職人愛に円感激目から鱗の黒豆料理】
場で
60年以上
現役の織り手として
働いている岩間さん。
御年84歳にして、
なおも
名作を生み続けている職人ですが、
若い世代と一緒に働けることが
今の一番の喜びだといいます。
◆若い人とそういうのをやると
自分にとっても
ええこと言うと、新しいやり方が
出てきますやろ?
昔ながらの古い人間ですやん。
やっぱりこちらも
学ぶことが
ようけありますさかいにね。
◆すごいこと、言いまんなあ。
そうですか。
◆せやなかったら、おもしろいこ
とない。
◆なるほど。
こちらの方にお話を聞いてみます
わ。
こっち来てください。
すいません、どうも。
入ってどれぐらいになりますか、
ここで始めて。
◆織り始めたのは3~4カ月…。◆3~4カ月ですか。
大先輩とお話ししたことあります
?
◆いつも、いろいろと教えていた
だいてて…。
◆厳しいですか?
◆いえいえ、すごく丁寧に
優しく。
◆ご主人にしたらね、
こんな若い子と
しゃべれるだけでも幸せやね。
◆そうです。
やっぱりね。
◆こんな若い子としゃべろうと思
ったら、
何ぼか払わないといけませんよ、
お店に行ったら。
◆それは円さんが行かれるところ
は
そうでっしゃろうけど。
◆何おっしゃってまんの。
こちらもお若いですね、すいませ
ん。
お仕事中、どうもすいません。
失礼ですけど、お幾つでいらっし
ゃいますの?
◆34です。
◆34歳?
◆何年ぐらい?
◆まだ織り出したのは半年です。
◆師匠の作品とか見ました?
◆はい。
◆どうです。
◆作品というか、存在自体から
教わってる感じですね。音とか、やっぱり…。
◆音?
音が違うんですか。
◆気持ちいい音がします。
◆こんにちは。
これって何年ぐらいやっておられ
ます?
◆10年ぐらいですね。
◆10年ですか。
岩間さん、おられますけど、
岩間さんはどうですか。
◆手本になる先輩ですね。
入った当初は
しょっちゅうアドバイスいただき
ました。
◆昔の職人でよう言うところの
盗むというじゃないですか。
教えてもらうんじゃなくて、
“盗んで学べ”というのじゃないですか。
そういうのは今も一緒なんですか。◆僕は
織物だけやなしに、いろんなんでも、そんなんしてる時間がないの
ちゃいます?
◆それやったら盗む前に教えてあ
げたほうが早いと。
◆早いとこ、ちゃんとできるようにせんならん、
そういう風潮ですわな。
◆岩間さんの場合は
早いとこ教えてもらわないと、
いつ逝くや、わかりませんからね、年齢が年齢やから。
◆わかりまへんで、それはまだ。
◆引退とか
考えたりします?
◆引退?
◆考えてないでしょう?
◆まあ、考えんことはないんやけどね。
◆ここで問題。
◆ということで、
84歳の岩間さんでいらっしゃい