2018/12/24(月) 09:50〜11:15 よ〜いドン![字]【国宝伝統織物を守る84歳優しい職人愛に円感激目から鱗の黒豆料理】


頭が下がりますわ。
本当に。
ありがとうございました。
◆この道、70年。
父から受け継いだ確かな技術。
その技術を次の世代に伝えるのが
岩間さんの使命。
機(はた)は下りますが、
その強い思いが折れることはないのです。
◆当然、機械でどんどんやってい


くことから
いまだにこの手作業でやっていく
というものは、残ると思います?
◆残るというよりも、残さんとい
かんと思いますよね。
◆すばらしや!

◆ということで、
岩間さん、84歳で
まだ頑張っておられるということなんですけども、
1894年に
創業したということなんですけれども、
いろいろ手織りもやってます。
それから機械織りも
両方やってますね。
手織りなんかはやっぱり
言うたら帯の生地とかね、
それから、正倉院の宝物を
布を復元するという、大変なもの
なんですって。
そういう技術も
手織りでやっておられるんですけども、あるいは、飛行機とか
新幹線のシートも手がけるという
ことで。
◆きれいやわあ~。
◆今でも自転車でこの工場まで
岩間さんは行っておられると。
◆元気やなあ。
◆現役でやっておられて、
人力で織るって、3メートルぐらいありますわ、
あれがちゃがちゃって手と足を使

いながら
織るんですけど、1日に
何と、10センチ程度しか織れないんですって。
1日たった10センチぐらい。
◆1カ月で5メートルの帯、言うてたからね。
◆だから、これ大変な技術と、
それから、
やっぱり女性の方が言っていまし
たけれども、
カンカンって音が、
ベテランになると全然違うみたいですね。
3人のお弟子さんに
若手に技術を教えて、
昔は自分で盗めなんてことを
言ってたけども、
もう盗んでもらっている時間がな
いんですね。
◆もったいないですもんね。
◆こちらからどんどん
新しいことを教えると。
教えることによって、
自分もまた新しいことを発見でき
たり、
勉強できるという。
謙虚といいますか、
勉強熱心といいますかね。
職人魂というのはすごいなと思うんですけども。
やっぱり引退のことも考えている
らしくて、
いつ引退したもんやろと思うんで

すけども、
やっぱり自分でやっておられて、
そろそろ岩間さん、
ちょっと織り方が悪いですよって
よくないですよって言われたときが、
自分の引退のときやなということ
で、かえって
それを
そうやって言うということは、
後輩たちが育っていっている証拠
なんで、
それを半分楽しみにしながらとい
うね。
◆1人前でないとそんなん
言われへんもんね。
◆だから、ある意味、一人前に育
ったなという意味で、
岩間さん、そろそろどうですかと
いうようなことを。
ご自分もお父さんに、
お父さんもそろそろ引退したほうがいいよって、
引導というかね、引退を言ったら
しいですから。
そのときには、ご自分の技術も大
分あったんでしょうね。
◆ほんまに俺、芸人として
スベってたら言うてくれ。
◆あっ、もう今で。
◆即引退。
全員がほら。