2018/12/25(火) 09:50〜11:15 よ〜いドン![字]


これないからこれにしてたらよろしいやんと言うたら、
これ全体で済むじゃないですか。
でしょう?◆あかん。
◆いや、“あかん”や、あらへん
がな。
◆ボタン専門店「エクラン」を

営む本間さん
もともと手芸の総合店に就職し、
その配属先が、ボタンの担当部署
だったことがきっかけで
ボタンに魅せられ、その後独立。
海外製のボタンを中心に
この品ぞろえになったそうです。
そんなお店を支える家族は?
◆ボタン好きですの?
奥さんは。
◆私も50年ほど洋裁をしていますので、
ずっとボタンはつけてます。
◆娘さんは
ボタンは好きなん?
◆そうですね。
◆娘さんはボタンはどんなん?
◆チェコのガラスボタンです。
◆チェコってこんなボタンでっか

◆ガラスをつくってる国ですわ。
今年の10月に行ってきてん。
◆チェコへ
ボタンを買いに行ったんやろ?◆そうそう。
◆そうそうって、どう思う?


奥さんも一緒に行ったん?◆行きました。
◆えっ!? 家族みんなでボタン
を買いに行ったん!
◆去年はロシアとイタリーと。
ボタンを…。
◆そうでもないですけど、そうい
うところを探して行ってますね。
◆行ってんねや!
おもろっ!
ふえるばっかりでしょう、
ご主人。◆言うといてください。
◆そやけど、もってへんものは、
欲しい。
◆だから、
何でそのボタンが欲しいの?◆おもろいもん。
◆違うやん。
何ぼでもできるでしょう?世界には次から次へとボタンが。
◆できへんもんを買いに行くんや。
◆50年以上かけて、パリやロンドン、イタリアなどを
20カ国以上を渡り歩き、
海外のボタンの
買いつけをしてきた本間さん。
ボタンへの執着はまだまだありそうですが、
今の心配は、独身の娘さんの
今後なのだそうです。
◆娘さん、
独身て、
お幾つでいらっしゃるの?
◆38です。◆38?
それ、ボタンばっかり見てるから

やろ?
◆そうかもしれません。
◆男の人できたら、ボタン見るん
でしょう?
ださいボタンやったら嫌でしょう

◆別に、自分と違いますから。
◆奥様ね、例えば、ご主人が
ぽこーんと逝ったことになったら、
当然、娘さんが継ぐことになるわ
けですか。
◆そうですね。
◆娘さんは、
守る気?
◆まあ、わからないですけれど、
守れれば。
◆守る気十分やん。ボタン家族やもん。
娘がボタン屋やる言うてまっせ。
日本一のボタン屋になるんやね。
◆なったらいいですね。
◆世界一を目指さないとあかんわ。
目指さなあかんわ。
◆すごい家族やわ。
◆これほど持ってるところは小売
屋ではないわな。
◆目指すは世界一。
◆世界一や。
◆恐れ入りました。
家族、皆さんでボタン、世界一を
目指すという。

これもらってください。
「となりの人間国宝さん」。
◆恐れ入りました。
これ、参ったとしか言いようがな
いですわ。
◆家族一丸となって目指すは
世界一のボタン屋さん
ボタンはとめるものですが、
本間さんのボタン収集を
とめることは、