2018/12/26(水) 00:40〜01:30 NHKスペシャル 東京リボーン 第1集「ベイエリア 未来都市への挑戦」[字][再]

ありがとう Suchmosでした。
(拍手と歓声)
2020年に向け 日本の首都 東京が生まれ変わろうとしている。
それは 戦争からの復興
高度成長期に続く→
戦後3度目の大変貌である。
天を突く高層ビルを建て→
地下を掘り進み→
海を埋め立てる。
今 東京23区で進む
大規模開発プロジェクトの数は→
300を超える。
例えば…→
日本3位の乗降客数を誇る
渋谷駅。
9つの路線が複雑に入り組み
迷宮化した駅を→
未来ステーションに作り替える工事が
人知れず 進んでいる。
やっこい! やっこい!
オリンピックのメインスタジアム新国立競技場。
全国各地から 銘木を集め→
前代未聞の規模で木材が使われる建造物。
木と鉄を組み合わせることで
しなやかさと頑丈さを兼ね備える。
中でも 進化のスピードが
最も加速しているのが→
オリンピック 15の施設が集中する
ベイエリアだ。
土砂で埋め立てられた島に→


世界が驚嘆する2つの巨大建築が姿を現した。
バレーボール会場となる 有明アリーナ。
高層ビル4棟分もの巨大鉄骨を→
レールに載せ
大移動させる→
世界初の難工事が
始まっていた。
そして 水泳会場となる
アクアティクスセンターでは→
7,000トンもの
巨大屋根を一気に吊り上げる→
これまた 世界に
類を見ない工事が行われていた。
30年以上も前 今の東京の姿を
予言していたSFコミックがあった。
日本 そして世界が熱狂した
大友克洋の「AKIRA」。
舞台は 開発の限りを尽くした
2019年の街 ネオ東京。
しかも 翌年にオリンピックを控える
という設定だった。
欲望に任せて
破滅へと向かう東京の中で→
若者たちが もがきながら
未来を探す物語だ。
「シリーズ 東京リボーン」。
「AKIRA」のシンボルキャラクターと共に→
刻一刻と生まれ変わる東京を
縦横無尽に疾走。
ネオ東京の誕生を目撃する。


今日は 東京で一番ブイブイ言わしてる街にダイブするぜ!
ベイエリア! お前ら ついてこいよ!
空から見た 今の東京。
建物は密集し 新たに開発する土地は
もう残されていないかに見える。
だが 都心のすぐそばにありながら→
開発の表舞台から外れてきた広大な土地がある。
東京湾沿いに広がるベイエリアだ。
ベイエリアは 江東区 港区 中央区など6つの区をまたいでおり→
多くは 明治や昭和期に
ゴミや土砂で作られた埋め立て地だ。
このベイエリアが オリンピック会場の
メインゾーンに選ばれたのだ。
世界から 多くの人が訪れる
この場所は→
未来都市 ネオ東京の
ショールームでもある。
世界に示そうとしているのは
効率を極め 環境と共生し→
災害に びくともしない持続可能な都市。
その精神を形にした建物がある。
水泳会場となる
アクアティクスセンター。
最大の特徴が
盤石の災害対策が施されていることだ。
地震による揺れを逃がすため
屋根の下には免震ゴムを装着。
加えて 屋根の内部には
横揺れを抑える装置が2種類。
更には 台風による揺れを

抑える装置も備えている。
合わせて 48の装置によって
マグニチュード9の巨大地震と→
巨大台風の直撃に耐えられる
設計なのだ。
だが 工事が始まろうとする時
急ブレーキがかかった。
予算が膨れ上がっている。
一兆 二兆 三兆!
お豆腐屋さんじゃないんですから。