中国の国営メディアは無人の月面
探査機、嫦娥４号がきょう午前、
月の裏側への着陸に成功したと
伝えました。
月の裏側に探査機が着陸した例は
なく
今後、アメリカやロシアなどとの
宇宙での開発競争が一層激しく
なりそうです。
中国は先月８日、無人の月面探査機、嫦娥４号を
打ち上げました。
国営の中国中央テレビによります
と嫦娥４号はきょう月の裏側への
着陸を試み
日本時間の午前１１時２６分、
着陸に成功したということです。
月は常に同じ面を地球に向けて
いて地球から見えない裏側は電波が直接届かないため地球との通信
が難しく
これまで探査機の着陸を
成功させた例はありません。
中国は去年、別に打ち上げた衛星を使って地球と探査機との通信を
行っていて
嫦娥４号に搭載している探査車を走らせて月の表面の地質や資源
などを調べるとしています。
中国政府は２０３０年までに世界
の宇宙開発をリードする宇宙強国
の仲間入りを果たすという目標を
掲げていて
今後、アメリカやロシアなどとの
宇宙での開発競争が一層激しく
なりそうです。
年末年始をふるさとや行楽地で
過ごした人たちの
Ｕターンラッシュは続いていて
高速道路と新幹線、それに
国内の空の便は混雑しています。
日本道路交通情報センターによりますと高速道路の上り線は
午後２時現在、東名高速道路で
神奈川県の太郎ヶ尾トンネル付近
を先頭に１６キロ、
東名阪自動車道で三重県の
鈴鹿インターチェンジ付近を先頭
に１４キロの渋滞などとなってい
ます。
高速道路各社によりますと上り線ではきょう、東名高速道路
の神奈川県の大和トンネル付近や
九州自動車道の福岡県の
広川インターチェンジ付近で渋滞
が予想されています。
ＪＲ各社によりますと新幹線の
上りは、自由席の乗車率が
東海道新幹線ののぞみ２号で
１００％、上越新幹線の
とき３１２号で１００％となって
いて
このあともさらに混雑が激しく
なる見通しです。
航空各社によりますと
国内の空の便も混雑していて
各地から羽田空港に向かう上りの
便は
全日空、日本航空とも
ほぼ満席になっています。
内戦が続くシリアではアメリカ軍
が撤退を決めたことで力の空白が生まれないか懸念されています。
シリアの内戦ではアサド政権が
圧倒的な優位を固める中、
北部のクルド人勢力と協力して
過激派組織ＩＳ・
イスラミックステートとの戦い
にあたってきたアメリカが
先月ＩＳを打倒したとしてシリア
からの軍の撤退を決めました。
ただ、撤退によって力の空白が
生まれ
ＩＳが勢いを盛り返したり
アサド政権を支援するロシアや
イランの影響力が増したりする
のではないかとアメリカ国内で
批判が上がっています。
トランプ大統領は。
軍を撤退させる方針に
変わりはないと強調しました。
一方、アメリカの支援を失い
取り残された形となるクルド人勢力は
敵対するトルコに対抗するため
アサド政権に支援を求め
先月末に政権側の部隊が北部に
展開するなど
現地の勢力図に変化が起き始めて
います。
では続いて気象情報です。