<これは あるカップルの結婚パーティーを 記録した→
実際の映像である>
<アットホームな雰囲気の中 参加した 誰もが→
祝福の気持ちで
いっぱいのはずだった>
<しかし…>
<およそ 1年後の この日。最悪の悲劇が 起きる>
<アメリカで
殺人事件に関する→
様々な著書を 発表している
フェルプス氏は こう 語る>
<事件の 被害者。
そして 加害者も あのとき→
結婚パーティーに
参加していた 人物だった>
<事件の全貌が
明らかと なったとき→
予期せぬ 結末>
<そして 意外な犯人の姿に全米が 驚きに包まれた>
<悲劇が 起きる
およそ 1年前>
<結婚を 目前に控えた
1組の カップルがいた>
<キム・カーペンターと
アンソン・クリントン>
<同い年の彼らは
はたから 見れば→
初々しい カップルに
見えたかもしれない>
<しかし…>
<2人は 共に最初の結婚に 失敗した…>
<そして キムには→
前の夫との間に できた娘 レベッカがいた>
(アンソン)ほら。
<血は つながっていなかったが→
アンソンは そんな レベッカを
わが子のように 愛し→
かわいがっていた>
<彼らは盛大な パーティーにしようと…>
<キムの母親 シンシアは
娘から 結婚の話を 聞いたとき→
喜びよりも
不安の方が 大きかったという>
(キム)う… うん。
<最初の結婚に失敗した キムは→
仕事をしながら
一人で 娘を育てていたが→
レベッカが 1歳になるころ→
後に 結婚することとなる→
アンソンと 出会い→
関係を 深めていた>
<とは いうものの→
仕事を抱えていた キムは昼間は 不在>
<仕事を終えると デートに出掛け帰りが遅くなることも 多く→
子育ては 母親に頼ることがほとんど>
<レベッカも
さみしがっていた>
<シンシアは 愛する孫の面倒を
まったく 苦にしなかったが→
今後 娘が しっかりと
子育て できるか 心配していた>
<そして 何より
結婚相手となる→
アンソンという男に
大きな不安を 覚えていた>
<けん引車の ドライバーの
アルバイトをしていた アンソンは→
かつて
不良グループの 一員だった>
<過去には たびたび→
暴力事件なども起こしていたという>
<さらに アンソンにも
前妻との間に できた→
子供が いたのだが→
養育費を まったく 払わず親権を 完全に 失っていた>
<子育てを おろそかにする
娘が 決断した…>
<大きな不安を 抱えながら→
シンシアは この日結婚パーティーに 参加した>
<パーティーに
招待された 人々の中には→
その参加を
かたくなに 拒む者もいた>
<ディックが 2人の結婚を
反対しているのには→
ある理由が あった>
(ディック)何?
<ハロウィーンだった その日>
<キムは 娘を連れて アンソンと外出することに したのだが…>
<それでも 不安だった
シンシアは→
午後 7時までに
戻ることを 条件に→
レベッカを含めた
3人での外出を 許可した>
<しかし…>
<キムは約束の時間を 過ぎても→
自宅に 戻らないどころか
子供を連れ→
なぜか アンソンの実家へ