2019/01/04(金) 15:55〜18:00 世界の果てまでイッテQ! イモト登山部アルプス名峰アイガー登頂プロジェクト![字]


<目の前に立ちはだかる圧倒的なスケールの岩壁>
<そのロープは
 およそ180m>
<40階建ての高層ビルよりも
高い所まで延びている>
<距離だけでなく
 傾斜もキツく→
足場には
岩と氷がランダムに現れる>
<これまで
 数々のクライマーを返り討ちにして来た…>
≪そうですね≫
<イモト じっと見据え覚悟を決める>
OK

(イモト
の声) でも 多分…。
<今まさに
 その見せ場>
<険しいからこそ



燃え上がる闘志>
<山もカッコいいが
それにも増して伝わって来る→
人間というものの
 たくましさ>
もうちょっと…

<ちなみに
 これは…>
<恐らく効かないが
今は 何にだって すがりたい>
山は友達
 山は友達…。
<順調過ぎるペースで
50mほど登って来た>
<だが
 日陰に入ると状況は一変>
<所々に張り付いた雪が凍り→
足元はツルツル>
<さらに
 傾斜は鋭さを増して行く>
<アイガーに入って
初めてのスリップ>
あぁ!
<そして…>
切れてる

<その現実に引き戻される>
<忘れていた高さへの恐怖が一気に押し寄せ→
イモトの心を埋め尽くして行く>

ハァ…。
乗っける足場がない

<震える足
 腰が引けて→
足場が全く見えていない>
<クライミングのスタンスも崩れ→
体力は
 たちまち消耗されて行く>
あぁ!
ヨハン!
あぁ…

あぁ
 あぁ…。
<100mほど登った所で→
イモトの足が完全に止まった>
ハァ…

ノー
 ノー。
もう~…

<このまま
 心が折れれば→
登頂はおろか
山を下ることすらできない>
<気持ちを立て直せるか
ギリギリのところ>
<その時だった>

<先行しているガイドが踏み砕いた氷>
<それがイモトを直撃>
<その瞬間恐怖が怒りへと変わった>
<例によって…>
あぁ…!
アイガー…

アイガー
 登れる女優は いないね。
<こうして
 怒りに任せて登り続けること 1時間半>
<ついに
 アイガー登山最大の難所そのゴールが見えた>
<イモト…>
あ~ 怖かった。
でも
 まだ…。
ハハハ…

<最難関は越えたが