2019/01/05(土) 15:45〜16:30 地球ドラマチック・選「世界びっくりハウスめぐり」[字]


建物の全面の壁には→
600もの色とりどりのクリスタルガラスが
はめ込まれています。
(マヨーガ)普通の生活には
向かないイメージかもね。
(マヨーガ)住んでいるのは

相当 変わり者だろうって→
みんな思ってるんじゃないかしら。
私は かまわないけど。
女優のマガリン・マヨーガは
貝の家に住んで6年になります。
メキシコ人は
大概 保守的だと思います。→
生まれ育った場所を離れず
昔ながらの家で→
型どおりの生活をしたがります。
でも私は違います。
何もかも自由で常識に縛られない
生活をしたいんです。
曲線的な貝の家には
ベッドルームが3つに→
使用人の部屋まであります。
頑丈なコンクリートは しなやかな空間を可能にしただけでなく→
十分な耐震性も備えています。
常識にとらわれない色も形も型破りな家です。
では ここまでのおさらいです。
アイデア抜群のゴミ箱ハウスに→
犬好きの家。
ペットボトルの島の楽園に→
色鮮やかなヘビや貝の家。


続いて トップ5です。
奇抜な建物の多さでは
恐らく世界一の街です。
奇抜なのは ホテルや
商業施設ばかりではありません。
郊外の住宅地にも
うわさがうわさを呼ぶ→
奇妙な秘密のスポットがあります。
この家の持ち主 マーク・ヴォルカは→
ラスベガスの夏の定番
プールパーティーを開いています。
しかし 何かが変です。
来た人はみんな→
「こんなのありえない」
って言います。
庭にプールがある邸宅のようですが
よく見ると→
プールサイドの景色は
壁に描かれた絵です。
植物も岩も偽物。
(ヴォルカ)そう 全部 作り物なんです全部ね。
そのヤシの木は
内側が鋼鉄でできています。
実はこれ
天井を支えている柱なんですよ。
つまり プールもヤシの木も
全て地下にあるのです。
この広い空間は もとは→
核シェルターとして造られたものでした。
(ヴォルカ)このプールは

地下9メートルの所にあります。→
建物と合わせると
サッカー競技場よりも広く→
その全体が地中に
すっぽり埋まっているんです。
いわば 核シェルターの
平和利用といったところでしょう。
(ヴォルカ)雨に降られる
心配もないしね。
バーベキューグリルの裏には
地上への換気口が隠されています。
枯れ木のように見えるでしょう?
これは 地下で使っている暖炉の煙突なんです。
周囲に悟られないように
造りました。→
この下にシェルターがあるとは
誰も気付きません。
近所の人も
うわさでは聞いていても→
場所までは特定できないはずです。
パーティーに招かれた人は地下へと続く長い階段を下ります。
1978年に造られた この核シェルター。
今 建設すると2,500万ドルは かかるでしょう。
それほどの大金を投じた
冷戦時代の遺物が→
今はパーティールームに変身です。
冷戦時代 アメリカでは→
家にシェルターを造る事が
ブームになりました。
(アナウンサー)「多くの人たちが

今 危機感を募らせています。→
いざという時 家族を守るために→
備えられる事は何でもしておこうというのです」。
70年代に育ったので
よく覚えています。
冷戦の時代です。
誰もが恐怖に包まれていました。
妄想ではありません。→
恐れるに足る根拠があったのです。→
世界が終わるかもしれないという