2019/01/07(月) 00:00〜00:45 地球ドラマチック「ガラパゴス体験記〜楽園の海を守る〜」[二][字][再]


非常に重要な存在となっています。
♪♪~

≪(笑い声)
突然 向こうから
1匹の大きなウミイグアナが現れて→
娘たちのそばを横切ったんです。
忘れられない体験です。
♪♪~
モンティは 他の人が距離を置く生物に心を寄せています。
サメの熱狂的なファンなのです。
ガラパゴスの海は天然の水族館のようです。
地球の他の海域と比べ
2倍以上の魚が生息しています。
ここは また 世界で最も多くのサメが
集中する海域でもあります。
しかし 今 この海で
サメは脅威にさらされています。
今 島に上陸したところです。
ほんの数時間前に着きました。
ガラパゴスで 過去最大規模の


サメの密漁が摘発され→
抗議デモが行われていました。
(演説者)犠牲になったサメは 300トン!
モンティは 海洋生物学者として
大きな衝撃を受けました。
絶滅が危惧されるクロトガリザメ
シュモクザメなどが→
主に食用とするために 狙われたからです。
こんな乱獲はやめさせなければなりません。
さもなければ ガラパゴスの海から
サメが消えてしまいます。
ガラパゴスの海から サメが消えたら
世界中のサメの運命は一体どうなるのか?
考えただけで ぞっとします。
ガラパゴスでの人間とサメの関係こそ→
世界中のサメが生き延びるための
重要なカギとなるでしょう。
モンティは 15年来のつきあいがある
仕事仲間を訪ねました。
こんにちは。
(マカロン)やあ 久しぶり。
ダイビングのガイド マカロンは サメを
捕る側と守る側の両方を知る人物です。
(マカロン)私の家は漁師でね。 銀行からの
借金の返済に困っていたとき→
ある人物が 「金を都合する代わりに
サメのヒレを持ってこい」と言ったんだ。
父と私は 2か月間 サメを密漁して
借金を返済した。
その後は 2度としていない。

このロゴが わかるかな。
上はアシカ 下のヒレは
マンタやサメの背ビレに見えるだろう。
これは 私が作ったんだ。
自分が殺したサメとマンタを忘れないためにね。
ああ。
誓いの証しだ。
マカロンは 大型漁船によるサメの密漁を
どう思っているのでしょうか?
君は サメに詳しいけど
サメの密漁を どう思う?
ああ 見るたびに…→
心が痛む。うん。
なぜなら ガラパゴスの運命が
かかっているから。
ああ。
とても心配だ。
政府が この状況を
何とかしてくれたらと思う。
今は 世界中の人たちに
事実を伝える絶好の機会だと思う。
2度とないチャンスだ。
今 何もせずにいたら→
10年後 私たちが今 話題にしているサメは
もはや いないかもしれない。
あした 潜る予定は?
12名の予約があるので最終的な準備をしなきゃ。
驚くべき変化です。
かつて サメ漁をしたことのある人物がサメの保護に大きな関心を持ち→
サメの擁護者となるなんてね。

彼が生活のために サメを捕ったことを私は責める気にはなれません。
なぜなら サメの価値を
理解していながら→
生活の糧に
捕らざるをえなかったからです。
サメの生息数が安定することは→
ガラパゴスの人々にも恩恵をもたらします。
実は 生きているサメが
地域経済にもたらす価値は→
サメを殺して 肉やヒレを売る場合より
1,000倍も大きいといわれます。
サメの壮大な群れにひかれて 世界中から
人々が集まってくるからです。
海洋保護区での サメの保護活動について
知るために→
モンティは ガラパゴス国立公園管理局を
訪れました。
管理局は 海洋保護区 とりわけ
ウォルフ島とダーウィン島周辺の→
野生動物の監視と保護を