2019/01/07(月) 00:00〜00:45 地球ドラマチック「ガラパゴス体験記〜楽園の海を守る〜」[二][字][再]


それを撮影しようというのです。
(ジェフ)ガラパゴスに
何匹のジンベエザメが現れ→
どのくらい滞在し
どのように通過していくか。
そうした事実を調べることは
とても重要です。
現在 国立公園管理局には ジンベエザメに
関する情報のデータベースがあります。
ジンベエザメは全て ここを通るんですね。



ええ。
ジンベエザメの紋様は
個体別に違うそうですね。
ええ。 私たちの指紋のように。
指紋ですか?ええ。
出発から24時間。 霧が晴れ
モンティが 生涯 夢にまで見た景色が→
ついに 姿を現します。
わぁ ウォルフ島が見えてきた。約束の地です。
何より すごいのは 海の中にまで
切り立った断崖です。
海中からは 豊かな栄養素 酸素
水が湧き上がってきます。
そのため この場所には
多くの生物が集まってくるんです。
チームは 早速 ウォルフ島の海に潜り→
回遊するシュモクザメやクロトガリザメの調査を始めます。
膨大な海洋生物は
この海が守られている限り→
その豊かさを示し続けることでしょう。
サメは 最上位の捕食動物として この海の複雑な生態系の維持に貢献しています。
サメがいなくなれば 多くの生物に
壊滅的な影響を与える危険性があります。
♪♪~
水深20メートルの洞窟に入り調査は続きます。
巨大なエイの住みかに違いありません。
♪♪~
地球上で 最もサメを見られる
スポットの1つですが→
この日の調査では 遭遇できませんでした。

チームは落胆しながらも平静さを保ちます。
収穫なし。
でも 行ってみることが肝心です。
何度でも挑戦しますよ。
次の日 チームは別の作戦に切り替えました。
おはよう。
僕らは移動するべきだということになりました。
ウォルフ島ではサメに出会えなかったので
更に 一晩 船を進めて→
ダーウィン島へ向かっています。
まだ 到着していません。あと2時間ほどでしょう。
というわけで これから起きて
コーヒーでも飲みます。
できれば 今日こそ 成功したいものです。
人の住む島から270キロ以上離れた大海原で→
モンティは サメとの出会いを
求め続けています。
あれが ダーウィン島のアーチ状の岩。
世界中のダイバーと生物学者の憧れの場所です。
ここは ガラパゴス諸島の北の果てです。
あの岩は 大きな生物たちが目印にすることで知られています。
(信号音)
あっ 誰かが海に落ちた。
1人のクルーが デッキから
海に落下しました。
潮の流れは 時速7キロ以上。
急いで救出する必要があります。
救助できて よかった。
小さな頭が 波間で上下していて見つけるのが難しかった。
一瞬の出来事です。 景色に見とれていたら

突然 海に落ちて 船は行ってしまう。
それこそ あらゆる船乗りにとっての
悪夢です。
助けられた彼の表情は
ぼう然としていました。
救助されても 恐怖感は拭えません。
大丈夫? そう。誰かが気付いて よかった。
こんな事態が起きたとき 常に思うのは
子どもたちのことです。
めったに そんなことは考えませんが
アイラとモリーにとって→
父親が そばについていることが
どんなに大事かを思い知ります。
最後の調査の前に サメの専門家ジェフは
モンティに見せたいものがあります。
それは 彼らの研究が いかに重要かを
思い起こさせるものです。
ここに映っているのは 死んだジンベエザメで
成熟途中の若いサメです。
外国の漁船が積んでいたんですね。
実に痛ましい ジンベエザメの最期の姿です。
(ジェフ)まだ 若いサメです。
繁殖期を迎えていない。
なんという悲劇でしょう。
漁船の持ち主は せいぜい 数百ドルという目先の利益のために このようなことを。
もはや 「みんなで この問題を
話し合いましょう」などと→
言っている場合ではありません。
今 まさに 絶滅の危機が迫っています。
鳥肌が立つような映像だ。