2019/01/08(火) 23:55〜00:55 NHKスペシャル「空から見る 昭和 平成 そして未来」[字][再]


少し ネガティブなイメージを持たれてる方も多いと思います。
一方で こんなデータもあるんです。
こちら ご覧下さい。
先ほど 光化学スモッグの映像も
ありましたが→
大気中の汚染物質の数値は
昭和に比べて→
平成に入ってから
大幅に改善されているんですよね。
タモリさん 以前より 今の方が


空気きれいになってる実感は?
あります あります。 特に多摩川に
アユが戻ってきてるっていうのは→
ちょっと信じられないですね。
昔の あの…。
昔の多摩川は 本当ね

泡 飛んでましたよ こんなね。
泡が飛んでるんですよ
あぶくが。
そこに アユが帰ってくるなんて
ちょっと信じられないですよね。
更に こちら。 東京23区で出される
ごみの量も このとおり→
バブル期に急増したものが→
平成に入って 大幅に減少しています。
ごみの量も減ったんです。
減ったんですね。
エコとか リサイクルっていう言葉も
当たり前になりましたよね。
それまでは言わないですよ そんなものは。
とにかく 使って…
そういう時代ですからね。
修理するよりは 新しいの買えっていう。
隈さんは 平成の この時代に
バブルが崩壊してから→
仕事のスタイルも変わりましたか?
ちょうどね事務所始めたのが 86年で→
バブルの もう 一番真っ盛りで→
それで その時は 30歳そこそこなのに何か ビルとか設計さしてもらえたわけ。
ただ 90年入ったら 突然 もう…

えっ!? あっ そうですか。90年代 東京 一軒も建ててないの。
10年間 ゼロ?
え~っ!
それで 暇だから
いろいろ地方 旅してるうちに→
友達できて 何か頼まれたりとか
そういう地方の小さい仕事を→
何か 地方の材料で
職人さんとやるっていう→
しみじみした楽しさに目覚めたのが
その90年代なんですよ。
へえ~。
何かね その時はね仕事ねえな ねえなって言ってたけど→
でも 今 考えるとね その時に
地方で そういう体験できたのが→
やっぱし 今の自分につながってるかなと
思いますね。
タモリさんは 平成の30年間って
どんな時代だったと…。
あのね バブル経験してるんでね…
どう言ったらいいんでしょうかね。
ものすごく盛り上がった宴会をやってて→
調子に乗ってパンツ脱いで ストリップまでして→
わ~わ~わ~わ~ ウケて→
で バブルが崩壊になって…
平成って。
そういう気分と。
(笑い声)
それは いいことなんですかね?どうなんでしょう?
(笑い声)

東京が だんだん 何か静かになってく気はするな。
だから 今 アジアの街
いろいろ仕事して 回ってると→
東京が 逆に遅く感じられるように
なってきたから→
やっぱり
だんだんと スローダウンしてきて→
安定期になってきて
安定期になってから→
どうやって いいにおいのストリート
作っていくかみたいなのが→
我々の課題じゃないかな。
本谷さんは平成の 今の若者を切り取る小説を→
たくさん書かれてますけれども
平成って どういう時代ですか?
どうなんですかね? たまに考えるのが→
自分が 多分 女子高生の頃にポケベルが はやったんです。
それで ピッチになって
携帯電話になって→
スマホになって。
そういうものがない時代を→
ギリギリ知れてて
よかったなと思うんですよね。
今の子たちって もう ある状態しか
考えられないじゃないですか。
だから 何か 間に合ったなっていう感じは
ちょっとありますね。
そうですね。 携帯は すごいですね。
我々の頃は彼女ができても 携帯ないですから→
家に 固定の電話をするんですよね。