2019/01/09(水) 09:50〜11:15 よ〜いドン![字]【国宝大人気スパイスカレー店赤字からの逆転秘話▽日本橋うんちく】


何カレーの?
◆スリランカのカレーになります。
◆スリランカカレー。今、すごいんですよね、
大阪ってスパイスカレーのお店っ
て。
◆そうなんですよ。
◆お店がいっぱいあって。
◆ふえましたね。

◆ああ!
こんにちは。
お三方でやられているお店なんで
すか。
◆そうなんです。
◆メーンシェフと、
サブのシェフ。◆カレーはつくらないんですか。
◆カレーつくれないんですよ。
◆つくれないんだ。
何を…。
◆つくってもおいしくない。
◆何やってるんですか、じゃあ。


お店では。
◆一応接客ですね。
◆何でスリランカカレーなんですか。
◆スリランカカレーが好きやった
んで、
私が。
見た目もすごい、
きれいなんですよ。
こんなカレーあるんやなみたいな感じで。
◆以前は大正区で婦人服の店を
営んでいた重國さん。ところが、10年前、
母の知人のスリランカ人が振る舞
ってくれたカレーを食べて、
人生が一変します。
◆びっくりして。
ちょっとスリランカ行ってみよう
みたいな。
◆スリランカ行ってみよう?
大分飛んだね。
◆つくれる人おらんかな…、
みたいな。
◆当時日本にはスリランカカレー
を扱う店がなかったため、
スリランカへ。
あの味を求め、探し歩き、
名シェフを発見。
母国を飛び出し活躍するランジさんでした。
◆韓国のエキスポに行ってて、
それが終わったら
うちに来てくださいという。

◆万国博覧会に行ってて。
◆バンコクかな、韓国。
◆違う違う。
エキスポの話でしょう。
韓国の万国。
ごめん、大丈夫?
でも、海外でやっているということは、
相当一流なんじゃない?
◆そうですよ。
今まで食べた、スリランカ行って
食べた中でも、
彼がつくるスリランカのカレーが
一番おいしいと私は思った。
現地で食べた中でも、彼が一番お
いしいと思います。
◆おー!
◆ハードル上げたでしょう?
◆どうやって交渉したの?
スリランカって何語?
◆シンハラ語。
シンハラ語?
◆カム・トウ・ジャパンって言っ
て。
◆それ、英語やん。
◆まあ、ちょっと子供が病気してて、
それでちょっとお金がたくさんい
るというのと、
家が、まだ建てれてないと。
それやったら、日本で頑張ってくれたら、家を私が…。
◆絶対に私が必ず夢をかなえさせ

ると
せっとくし、スカウトに成功。
家族を置いて日本に来たランジさんと大正区で専門店を構えます。
ところが…。
◆全然最初はだめでしたね。
1日カレーが10食
売れないぐらい。泣きながら、
カレーを捨ててたんですよ、
毎日。◆ええ!?うそやん。
◆味は一緒なんですよ。
◆本格的であるほど受け入れられ
ないという現実。
毎日赤字が3年続きます。
そのとき、ランジさんは…。
◆絶対に、
一番おいしいカレー、
スリランカのカレー、
カレー屋さんになってみせるから、
今は頑張りどきみたいな。
◆ランジさんが?