2019/01/09(水) 15:50〜17:53 ten.【若一調査隊…イノシシと深い歴史の京都の神社仏閣】[字]


に上がっているといいます。
>>ウナギが取れないっていうの
は一番でしょうし。
>>ウナギの価格高騰。
>>ことしはウナギの価格が高騰しています。
>>去年もten.でお伝えして
きました。
原因は稚魚が激減したこと。
実は、
この稚魚激減を背景に、
遠く離れたフランスで、今、
稚魚の密漁が横行する事態となっ
ているのです。
フランスで何が起きているのか。
実態を探るべく、
漁の現場へ。
漁師歴30年のフィリップ・ビニャックさん。
現在、
500世帯余りしか認められていない、
ウナギの稚魚の漁師の1人です。


ここで取ったという稚魚を見せてもらうと。
>>まだぴちぴちと動いていて、
とても元気です。
>>しかし、この日は。
網を川に入れて、
船を走らせますが、
なかなか稚魚はかかりません。
>>かつては1回の漁で15から
20キロ取れました。
最近は気象条件も悪く、1から1.
5キロです。
>>フランスで取れるウナギは、
ヨーロッパウナギと呼ばれ、
かつては身近な食材でした。
こちらのレストランでは。
生きたウナギの稚魚をそのままフ
ライパンに投入。
フランス南部の定番料理だといい

ます。
30年ほど前は稚魚がただ同然で
した。
庶民の味だったというこの一皿で
すが、今、
こちらのレストランでは、
日本円でおよそ1万6000円。
地元の人たちの口に入ることはめ
ったにないといいます。
今や絶滅危惧種となったヨーロッ
パウナギ。
その背景にあるのが、

密漁団の存在です。
>>密漁しているグループは、
こちらの川岸から直接川に下りて、
網をさし入れてウナギの稚魚をす
くうということです。
>>これは過去フランス国内で密
漁グループを地元警察が摘発した
ときの映像です。
そしてこちらは、
別の事件で見つかった大量の稚魚。
押収された稚魚は、10キロにも及びました。
>>今密売しているのは、犯罪組
織。
見張り、
集金人、集荷人、
漁師などの担当に分かれていて、
より巧妙になっています。
>>こうして密漁された稚魚が監
視の目をかいくぐり、国外へ密輸
されているのです。
そして密輸された稚魚の最終的な行き先の一つが、実は日本だとい
うのです。
ウナギの密輸摘発に取り組むスペインの治安警備隊によりますと、
密漁された稚魚の多くは、香港を
経由して、
中国側に密輸。
中国で養殖されたうえで、
8割ほどが日本に出荷されている
のです。
日本養饅漁業協同組合によります

と、日本で消費されるおよそ半数
が中国からの輸入ウナギ。
そこに知らず知らずのうちに、
密漁されたヨーロッパウナギが混
じっているかもしれないのです。
水産庁ではほかの種に交じって輸
入されれば、
特定は難しいとしています。
フランス・ナントの裁判所。
ウナギの稚魚の密漁や密売などに
関与したとされる、被告9人の刑
事裁判が、一斉に始まりました。
被告の男らは、
私たちの取材に驚くべき実態を明
かしました。
>>アジア人が買ってくれるから、
アジアでは高く売れます。
>>さらに別の被告は。
>>ここでは1キロ80ユーロ。
アジアでは2000から3000