いただいて、
この場を設けさせてもらって、
感謝の気持ちを伝えることができたので、本当に今、ほっとしてい
＞＞そして、

引退に至った理由は。
＞＞改めて自分自身と向き合った
ときに、
レスリングはもう、
すべてやり尽くしたと。
若い選手たちが本当に世界で活躍


する姿を見ることも多くなって、
この子たちに今度、
バトンタッチしてもいいのかなっていうふうに思うようになったり
とか、やり尽くしたなっていう思
いも、だんだん強くなっていった
ので。
＞＞吉田さんのレスリング人生が始まったのは、１９８５年、３歳
のとき。
レスリングの元日本チャンピオン、父、栄勝さんに、
攻めのレスリングと高速タックル
をたたき込まれました。
父が現役時代にはかなえられなか
ったオリンピック出場という夢。
＞＞アテネに帰ってきたオリンピ
ックを歓迎するかのように。
＞＞２００４年、
ついにその夢の舞台に足を踏み入れます。
＞＞吉田沙保里。
＞＞スタンドから両親が見守る中。＞＞タックルに入った。片足タッ
クル。
これもいいタックルだ。
カウントが始まった。
２秒、１秒、
試合終了！日本、吉田、金メダル
！
２１歳の夏、
吉田、
アテネで金メダル！
＞＞父から教わった高速タックルを武器につかみ取った、悲願の金
メダル。

＞＞オリンピックの金メダルだけがうちにはなかったので、これで
全部そろいました。
＞＞さらに４年後。
＞＞両肩をつけた。
フォールです。
やりました。
＞＞プレッシャーをはねのけ、２
連覇を達成しました。
また、テレビ番組やイベントにも
数多く出演。
＞＞きれいな女性に変身できて、
とてもうれしいです。
＞＞笑顔と親しみやすさが、
人々を引き付けていきました。
そして、
３連覇を懸けたロンドンオリンピ
ックでは、父、栄勝さんが、
初めてセコンドに。
＞＞吉田沙保里、
勝ったー！やはり吉田は強かった。
お父さんを肩車だ。
肩車をしました。
＞＞勝ったら肩車をする。
それが親子で交わした約束でした。
２０１２年には、
女子スポーツ界で３例目となる国
民栄誉賞を受賞。
父、栄勝さんは、
娘の晴れ舞台をそばで見守りました。
＞＞国民の皆さんの応援のおかげ

だというのを、きょう、
ひしひしと感じました。
＞＞父と二人三脚で、
女子レスリング界をけん引してき
た吉田さん。
しかし、
２０１４年３月。
突然、
最愛の父との別れが。
＞＞ありがとう。
本当にありがとうということを伝えました。
＞＞悲しみの中、
それでも前へ。
＞＞果たして父と共に戦う６分間
になるんでしょうか。
力は２倍になるか。
＞＞残り２秒、
吉田、無念。敗れた。
金には届かなかった。
＞＞あと一歩届かなかった４連覇
の夢。
＞＞お父さん、
私をここまで育ててくれてありがとうということを伝えたいです。
＞＞リオオリンピック後は、日本
代表のコーチを兼任しながら、
若い世代の育成に力を注いでいま
した。
＞＞吉田沙保里選手にとって、
レスリングとはなんでしょうか？
＞＞そうですね。