おい!
所さん 佳乃さん。
はい?
今日は まず こちらのミカンを→
召し上がってください。
いいんですか? ミカン。
(久保田)ええ どうぞ どうぞ。
何か ミカン… 思い出すな~。
(木村)私もね→
大三島っていう
愛媛県の島で撮影して…。
何? 何? 何よ!
この むき方お二人ともね 同じ感じですよね?
むいたよ こうやって。
何か問題でも?
所さん 佳乃さん…
なってないって!こちらを見てください。
テーマ こちらです。
え~!? 何? それ。
この動画 フルーツが大好きな
ディレクターが見つけたんですれど→
皆さん ご存じの…
はあ~!それが 今→
話題沸騰中なんですよ。
何? 何が?この むき方が。
まいりますよ!
所さん! 大変ですよ。
ディレクターは
ミカンの一大産地 和歌山へ。
あっ
あれじゃないですか?
目指すは壁一面がミカン色をした
農業協同組合。
(取材者)あの すみません
NHKの取材の者なんですけれども。
聞けば うわさの動画は
こちらの農協で作られたのだという。
へえ~!
(取材者)これだ。
これから有田むきをしたいと思います。
もう一回 見てみよう。
ミカンを皮ごと割り 身を剥がす。
以上。
食べます!
本当に早いのか?
生まれも育ちも神奈川という
ディレクターが勝負してみる。
≪それでは 用意スタート!
♪♪~
≪ストップ!
ミカンを口に運ぶまでのタイム僅か6秒。
この男性
ミカンむきの ウサイン・ボルト?
なるほど。
つまり このむき方を広めるために→
動画を
作ったというのか?
ああ~。
「なんでもいい」って おっしゃってます。
オレンジの
輸入自由化などもあり→
ミカンの消費量は
年々 減少。
40年前の…
和歌山県 旧紀伊の国で ミカン栽培が盛んになったのは→
江戸時代初期。
伝説の商人 紀伊国屋文左衛門がこの地のミカンを江戸に運び→
大もうけしたという逸話が残っている。
以来400年 今も一個ずつ 糖度を光センサーで測って選別するなど→
おいしいミカンを
消費者に届ける努力を続けている。
あんなので測れるんだ。
その結果世界に誇るミカン産地となった。
そんな ミカン王国が 今→
売り上げ減少に頭を抱えているというのだ。
なんと この地域の…
あら!
おいしいミカンを作ろうと
改良に心血を注ぐ農家も嘆く。
これから有田むきをしたいと思います。
少しでも売り上げを伸ばしたい。
わらにもすがる思いで 早むき動画に
ミカン復活の願いを託した。
それが 事の真相のようだ。
う~ん! おいしいです!
それにしても なぜ日本人は
ミカンを食べなくなったのか?
街で聞いてみると
なんと7割の人が→
最近 ミカンを食べていないと
回答。
(取材者)皮ごとみたいな。
(取材者)あっ 入っちゃうんですか。
多くが「むくのが面倒」
「手が汚れる」と回答。
ああ~ 皮むくのが嫌なんだ。
では ミカンの代わりに…
(取材者)今 人気があるもの
っていうのはどんなものなんですか?
そうですね…