と、にぎやかなお店を発見。
＞＞駄菓子屋さん？
＞＞はい。
＞＞えー。

懐かしいぞ、
駄菓子屋。
＞＞テレビいいですか？
お母さん、テレビ映っていい？
＞＞お母さん、見せてるわ、テレ
ビに映しやすいように。


＞＞どれぐらい、何年ぐらいやっ
てるんですか？
＞＞２６年、７年目に入りました。
＞＞すごい。
＞＞１人で。
＞＞１人で？
お母ちゃん。
＞＞ご主人を亡くされてから１人
で切り盛り
している駄菓子屋さん。
＞＞仕入れに行くのも平気。
＞＞もう平気？
＞＞本当ですか？
＞＞３時間かかるね。
＞＞３時間もかかって？
＞＞片道、松屋町まで行ったり。
＞＞天王寺のほうまで行ったり。
＞＞電車で行ってるんですか？
＞＞金平糖なんか１５キロある。
＞＞重たい！それ持って帰るんで
すか？
＞＞っていうか、
金平糖なんて久しぶりに見たわ。＞＞いや、懐かしい、これ。
＞＞年いったらえらい。
８０やもん。
＞＞いやー、元気。ぴんぴんして
るわ。
＞＞僕ら、
なんばから来たからね、言うてくれたら持ってきましたやん。
＞＞仕入れてたのになあ。

＞＞まっちゃ町寄って、
すぐ来れたんですわ。
＞＞ほんまかいな。
＞＞仕入れてきたらよかった。
めっちゃくれるやん。
＞＞なんですのん。
お母ちゃん、めっちゃ仕入れてん
のやろ？
＞＞おいしいやつや。
＞＞いる人はよ取り。
＞＞頂こう。頂きますね。久しぶ
りに食べる。
＞＞懐かしいわ。これや！
＞＞あんたら歯がええから食べれ
るけど、
私らなめてるだけや。
＞＞おいしい。
＞＞懐かしいわ、これ。
変わらない味。
＞＞あんた、はよ食べなはれ。
＞＞はよ全部食べなはれ。＞＞全部食べんの？
腹ぱんぱんになるわ。
＞＞ご主人との思い出が詰まった
家を１人で守りながらお店を続け
る、お母さんの悩みは？
＞＞私が亡くなったら、跡取りも
ないし、売ろうか飛ばすか、
車庫にするか。
どっちか。
＞＞この店潰すか、平地にするの

か。
＞＞でもこれね、２００年くらい
たってんねん。
＞＞２００年もたってるの？これ。
＞＞こんな歴史のある建物を。
＞＞古い家、この真ん中にちょっ
と。
＞＞お母さん、お菓子落ちました。
お母さんにもらったやつ、どーん
って。
＞＞あんた、
くばらへんから。
＞＞お前、
くばらへんからやろ。
＞＞だから代表してって。
＞＞何してんの？
＞＞お母さんから見れば、みんな
子どものようなもの。
＞＞これで遊んで。
＞＞いや、懐かしい。
＞＞ぽにょのやつや。
＞＞これ、
廃止になんねん。もう問屋さんがな、
もうメーカーがつくらへんように
なったん。
＞＞もう辞めたんですか？これ。
＞＞だから、これあんたあげるか
ら、会社で遊びな。
＞＞やった！絶対遊ぼう、
ポンポン船や。