弱い雨が降ってくるときっていうのは、
日中の気温があまり上がらない、
そういうパターンがあるんですね。
どういう仕組みかというと、こち
ら見ていきましょう。
ここが地上で、上から雨粒が降っ
てくるとき、途中の空、
ここが空気乾燥していますと、
落ちてくる雨粒が小さくなったり、
蒸発していくんですが、この雨粒、


途中で空気乾燥しているので、
どんどんどんどん蒸発していきま
す。
蒸発しながら落ちてくる雨粒って
いうのは、
周りの空気の熱をどんどん奪って

いくんです。
この仕組みというのはこちら。
お風呂上がり、
体がぬれてると寒くなりますよね。
水が蒸発するときというのは、
体の表面の熱を奪うので、
水にぬれてると寒くなるんですね、その仕組みと一緒です。
ということで、
きょうは弱い雨がぽつぽつと地上では降ってきました。
途中で蒸発していきましたので、
空気を冷ましながら降ってきた弱い雨ということで、
きょうの午後は気温がなかなか上
がらなかったというわけなんです
ね。
あした、どうなるのか。
まずきょうの天気図を見ていきま
しょう。
きょうは、日本海に発生した低気
圧、そして寒冷前線、
この影響で近畿地方も午後を中心
に雨が降りました。
あしたどうなるのか。
この低気圧は北海道の北へと離れていきます。
ただし、

等圧線は縦じま模様の冬型の気圧配置になります。
等圧線に沿って、
日本海側から、
大陸のほうから冷たい風が吹いて
くるので、あしたも気温が低くな
るでしょう。
上空の寒気、近畿地方の上空まで入ってきます。
空高い所、
冷たい空気に包まれると、雲が発生しやすいです。
あしたも日ざしは少なめ。
風が吹いて、厳しい寒さとなりま
して、
日中の気温は１桁の予想です。衛星画像見てみますと、きょうの
雨雲、まだかかってます。
今、
だいぶ薄くなってきましたが、あ
したは、
この日本海側のこの雲が、
北風に乗って入ってきたり、
あと大陸のほう、まだいっぱい雲
がありますね。
薄い雲ですけれども、
偏西風の風に乗って、
日本列島に流れ込みやすくなりそ
うです。
もう一回動かしますと、
あしたはこの雲が近畿地方に入ってきて、
西のほうのこの薄い雲も近畿地方
にかかってくるということで、あ
したも日ざしは少なめです。

マークで見ていきましょう。
豊岡、
舞鶴は午前中を中心に雨、
山では雪となりそうです。
午後もにわか雨注意です。そのほかの地域、
雲が全般に広がりやすいんですが、
ちらっと晴れ間の出る時間もあるでしょう。
ただし、変わりやすいお天気で、
北から雨雲が一部流れ込んできて、晴れたと思ったら、
急に弱い雨が降ったりと、
あした、変わりやすいお天気になりそうです。
降水確率見てみますと、２、
３０％とそれほど高い確率ではないんですが、
あしたのパターンっていうのは、
２、
３０％と低い確率でも、
にわか雨となりそうですので、空もようの急変にご注意ください。
傘持つかどうかというのは微妙な
ところなんですけれどもね、折り
畳み傘入れておくと、安心といっ
たところです。
弱い雨です。
では、あす朝の最低気温です。
けさよりも２、３度高くなるでし
ょう。
画面上、最低気温は氷点下の所は
ありませんが、
京阪神でいうと、
４度から５度ぐらい。
この最低気温が３月並みの最低気