2019/01/15(火) 22:00〜22:54 ガイアの夜明け【“あなたのゴミ”その行方〜迫る!「プラスチック危機」〜】[字]
工場などから出たごみ[外:583134B86E7D90960F64C5B863196978]
いわゆる産業廃棄物が
次々と持ち込まれてきます。
なかでも目につくのが[外:583134B86E7D90960F64C5B863196978]
私たちの生活には欠かせないプラスチック。
この40年間で
3倍近くに増えました。
工場内を見せてもらうと。
まぁ こういう形のラップみたいの[外:583134B86E7D90960F64C5B863196978]
ラップみたいな プラスチックのラップとか[外:583134B86E7D90960F64C5B863196978]
スポンジ系とかそういうスポンジものとか[外:583134B86E7D90960F64C5B863196978]
フィルム。 そういうものが…。
こんなものも。
(スタッフ)このマネキン。
はい。
家庭から出るプラスチックごみは[外:583134B86E7D90960F64C5B863196978]
各自治体が処理。
プランターなど さまざまな製品に[外:583134B86E7D90960F64C5B863196978]
リサイクルしています。
一方 企業から出たものは
廃棄物処理会社が買い取り。
再生資源として 国内外の
リサイクル会社に販売しています。
ところが今 廃棄物処理の現場は[外:583134B86E7D90960F64C5B863196978]
待ったなしの事態に追い込まれているというのです。
その3分の1を占めるのが
プラスチック廃棄物の中間処理です。
小さく砕き 異物を取り除いて
リサイクル資源にしていきます。
現場で指揮を執るのは
イラン出身の[外:8E5B873AC8E1BF84246B281B3548C2FF]
23年前に来日して以来
廃棄物処理一筋。
いまや工場長です。
そんな ラハモンさんでさえ[外:583134B86E7D90960F64C5B863196978]
これほどの状態は
初めてだといいます。
こちらは 以前の様子。
違いは 一目瞭然です。
東港金属では
これまで 月に200トン[外:583134B86E7D90960F64C5B863196978]
プラスチックごみをリサイクル資源として[外:583134B86E7D90960F64C5B863196978]
中国に輸出してきました。
その中国 石油などから
新たに プラスチック製品を[外:583134B86E7D90960F64C5B863196978]
生産するより 廃棄プラスチックの
リサイクルを選んでいました。
そのほうが はるかに
安上がりだったからです。
ところが…。
およそ1年前世界のプラスチックごみの半分を[外:583134B86E7D90960F64C5B863196978]
受け入れてきた中国が 突如
輸入禁止に踏み切ったのです。
理由は 深刻な環境問題。
プラスチックごみが大気汚染や水質汚染の原因の[外:583134B86E7D90960F64C5B863196978]
ひとつになっていました。
国民の不満は高まり政府としても[外:583134B86E7D90960F64C5B863196978]
無視できないところにまで
達したのです。
10月10日
ラハモンさんが向かったのは[外:583134B86E7D90960F64C5B863196978]
社長の福田隆さんのもと。
プラスチックごみの受け入れを制限するよう直訴したのです。
東港金属は 創業117年の老舗。
福田さんは その四代目です。
外資系 IT企業を経て…。
1日に搬入されるプラスチックごみの量は[外:583134B86E7D90960F64C5B863196978]
大型トラック 300台分。
基準を超えた保管は廃棄物処理法で[外:583134B86E7D90960F64C5B863196978]
禁止されています。
急ピッチで出荷作業を進めますが…。
1週間後 福田さんが
向かったのは 山形県のある場所。
なかなかね…。
訪れたのは 取引先の焼却施設。
売り先が見つからなかった
プラスチックごみは 焼却処分されます。
もちろん タダではありません。
中国の輸入禁止によって行き場を失ったプラスチックごみは[外:583134B86E7D90960F64C5B863196978]
月に およそ340万円分。
それを焼却するためにかかる費用は 510万円。
合わせて 850万円。
年間 実に 1億円近い損失です。
逆にですね…。
とはいえ これ以上プラスチックごみの保管はできません。
そこで 焼却の追加を
お願いしにきたのです。
僕らとしても…。
すると福田さんある場所へと案内されました。
ここは プラスチックごみの保管倉庫。
あと1台 大型トラックを受け入れれば[外:583134B86E7D90960F64C5B863196978]
保管基準を
超えてしまうといいます。
中国の輸入禁止を受け
全国から焼却依頼が殺到。
他の施設も同じような
状況だといいます。
そこで
急きょ 人員を増やして対応。
人件費もかかっています。